極真・フルコン空手 「中段回し蹴り」のコツ・ポイント・体験談 6

「極真・フルコン空手 「中段回し蹴り」のコツ・ポイント・体験談 6」のまとめです。

●中段回し蹴りを相手に腕で抱えられた場合の対処の仕方

相手と正対して、首相撲に捉えると思います。
体重を軸足に移してしまうとひっくり返されるので、出来るだけ蹴り足に乗せるようにします。

私が以前、極真のある先生に教えていただいたのは。

自分の態勢をすぐに正面に戻して更に前蹴りのように足を突っ込んで相手の首もしくは腕をつかんで首相撲のような態勢に持ち込んで、取られた足に体重をかけて相手のクラッチを切れば良いと教わりました。

そこから膝蹴りや肘打ちにつなげろともおっしゃってました。

ですがしっかりつかまれてしまうとできない場合もあるので、取られた瞬間にやらないと難しいと思います。

前蹴りを取られた時は、膝のバネを使ってもう一度深く蹴り込んで、蹴り足を素早く戻せと言われていました。

私がやっていた流派では、
「中段回し蹴りを抱え込まれた状態の抜け方」
がごく普通に教えられていました

1.足を抱えられたら、そのまま相手に背を向ける
2.抱えられている足の爪先を伸ばす(引っかからないように)
3.前に歩く(相手と離れるように)

これで、嘘のようにスルッ!と足は抜けます。
試してみて下さい。
(力の方向で説明すると、相手に背を向けて歩き出すと、
相手の抱えている足は、腕の中でぐるっと回転し
そのあと真下に下ろされながら引き抜かれるため
よほどの腕力の持ち主が締め上げていても
引き抜かれるものです)

当然、そのあと
・慌てて追撃してきた相手の腹か胸に、カウンターの
後ろ蹴りを叩き込む
(もともと背を向けた姿勢なので)
等も組み立てられます。