日本拳法 「縦拳」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「日本拳法 「縦拳」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。

打ち方としては空手と異なるのは構えの状態の手ですね。
まず、正面自然体から水月に両手を置き親指を曲げ開手にして「八」の字にします。
親指を天井向けるのではなく45度傾けます。
そして、その状態のまま半身の構えになり後ろ足の拇指球で踏み込むと同時に開手の状態から後ろ足から前への加速の段階で打つ手を緩やかに反らしながら手首にタメをもたせます。
そしてインパクトの瞬間に前足に体重を乗せ拳を握り込みます。
握り方は指導者により異なり指導者によっては人差し指から順番に握る。
もしくは同時に4本の指を曲げ親指で最後はしっかり固定して握りこむという指導者もいました。
私は縦拳のときは人差し指から順に握るようにする方が合ってましたが個人によって違うでしょうね。
この突き方を波動突きと言います。
関東の日本拳法協会では波頭突きと呼び名が若干違います。
加速とともに手を反らす動きを海の波の動きをイメージするってことです。
もちろん、パンチを足で打つ意味がわかっていれば縦拳でも伏拳(正拳)でもできます。
関西では縦拳はあくまでも初歩の突きで伏拳に段階をあげて切り替えさせる指導者が多いです。
縦拳に居着きすぎるとその後の横打ち(フック)揚げ打ち(アッパー)の段階で戸惑うからです。