柔道 「背負投」の技・テクニックのコツ・ポイント 12

「柔道 「背負投」の技・テクニックのコツ・ポイント 12」のまとめです。

背負い投げは非常に高度な技ですので、いきなりかけてかかることままずありません。

そこで崩しが重要になってきます。
小内刈りや大内刈りなどの技をからめた後にやるのが効果的ですが、慣れないうちはかえってもたついてしまってやりにくいでしょう。

単純ではありますが、まず相手を揺さぶってみましょう。
まず自分が後ろに下がる(相手は前に崩れる)ように相手を大きく2,3回揺さぶると相手は頭が下がるので、それを嫌がって頭を上げてもとの体制に戻ろうとしますよね?

そこが狙い目なんです。
相手が頭を上げて戻ろうとしたとき、一瞬力を抜いてみてください。
そうすると自然に自分と相手との間に空間ができます。

その空間にすかさず入り込むつもりで背負い投げに入ってみましょう
背負い投げに入る直前まで力は入れてはいけません。(これ、超重要)

(相手が崩れてもとに戻ろうとする瞬間)~(自分が背負い投げに入る瞬間)まで力を抜くわけです。

相手は力を抜かれた瞬間、一瞬全く無防備の状態になるのです。
そのタイミングでまともに背負い投げに入られると、相手は見事に背中に乗ってきます。

その後は自分のやり方で投げてやればればOKです!

これは揺さぶってからかける場合に限らず足技から背負い投げに移行する場合も同じです。
入る前に一瞬力を抜く。これが鉄則です。

とにかく相手を崩さないとどんな技でもかかりません。
背負い投げは右利きなら左の引き手を充分に自分の頭の後方へ引く、同時に右の釣手を肘を曲げて相手の右の腋の下にあてがいます。
もちろんこの動作と連動して足捌きを行ないます。
この状態で相手が爪先立ちで重心が前方に来てたら崩しは上手くいってる状態です。
ここから引き手と釣手を畳に向かって投げつける感じです。
この時自分の顔は逆さまの状態で後方を向く感じがよろしいかと。
とにかく打ち込みで自分の型を作り上げるしかありません。体得するのです。
乱取りよりも打ち込みに時間を割いてください。一日せめて100回とか・・・・
自分の現役時代は打ち込み1000回なんて当たり前のようにしてましたよ。

あと、背負い投げがメインなら大内、小内、あるいは巴投げも連携技として有効です。