極真空手・フルコン空手 「上段回し蹴り」の技・テクニックのコツ・ポイント 14

「極真空手・フルコン空手 「上段回し蹴り」の技・テクニックのコツ・ポイント 14」のまとめです。

ストレッチはそれに割いた時間だけ、です。
ゆっくり丁寧に、息を吐きながら、力まない、無駄に揺すらないことです。
痛みが酷いところまでやると、体が嫌がりはじめるので、その手前、気持ちいいと感じるところでやるのがいいと思います。
あせらず欲張らず少しずつ可動域を拡げる地道な努力が必要です。

割りは継続的にやっていくとして、背中で蹴る、というか、上体を後ろに倒すのと背中を引き締めるのとで普段よりも高さが出ますし、軸足が開くでしょうが、これも背中が締まればお尻が下に抜けずに腰が入るので、フォーム的な崩れもあまり無くなります。

上半身そのままで、となるには柔軟性が必要ですが、これも足先だけの足上げになっては意味無いので、どこをどう遣う、という要点を今のうちに大きくやる中でみつけておく段階はあったほうがいいと思います。
それを出来る限り小さくしたり省略したりすれば、無駄の無い動作でも力が宿ったものになると思います。

最初から足がよくあがった、という人の蹴りは、ただの足上げに近く、なかなか力が宿りません。
あがってしまった事で、力を生み出す要点が分からないままなのでしょう。
一長一短があるものです。

股割り百八十度は蹴りの基本です。
フォームが綺麗だと無駄な力がかからないので威力が増します。
力んで一生懸命上まであげる筋力が無駄になってしまうでしょう。
そういう人も大勢見てきましたが、どれも威力がありません。
フワッと相手の顔の横まで足を持ってこれる位が理想だと思います。
それに軸足の安定感が必要です。