伝統空手 「40・50・60代から始めた人」のコツ・ポイント・体験談 1

「伝統空手 「40・50・60代から始めた人」のコツ・ポイント・体験談 1」のまとめです。

私は60歳ですが「全日本空手道連盟和道会」に所属し、若い人たちと一緒に基本はもとより組手稽古もしています。年齢は気にせず、とにかく長く続ける「意思」が大事です。

伝統空手を教えています。私は若い頃から空手をやっていますが、長年教えている中で、40代50代で始めた方は沢山います。でも長く続いた人は少ないです。しかし若い時に始めた人でも長く続いた人も少ないです。結局長く続くか続かないかは年齢ではなく本人次第だと思います。私の師匠は70年間、私でも40年間は空手をやってますが、40から始めて20年以上やってる人も何人かいます。

形のキレについてですが、試合用の形は見栄えが命ですので、ビシッ!としたキレが必要です。このキレを生み出すためには見た目以上のトレーニングが必要ですので30代から町道場で空手を始める人にはちょっと難しいかと思います。

ただ、このキレというのはあくまでも「試合用」ですから、試合に出ない人が身につけても、ある意味無駄です。それに試合で活躍した選手だって30代にもなれば、試合用の形より、武術的な形を追求するようになるものです。そこには見栄えとしてのキレなど無用で、空手特有の動きが求められます。

ですから、いまさら大会選手の形をまねるのではなく、味わい深い達人の形を求めて行く方がよいのではないですか?

30代から始めること自体はまったく遅いとは思いません。

個人の差は有ると思いますが大人からでも十分です。
私は一応黒帯ですが取得に6年かかりました。
流派によってはもっとかかるところや
段を取るのに組手をする必要があるところ
様々です。
ただ、段を取る頃にはそれなりにできるようになっているものです。