剣道 「子供(小学生・少年少女)で剣道を始める・始めた人」のコツ・ポイント・体験談 4

「剣道 「子供(小学生・少年少女)で剣道を始める・始めた人」のコツ・ポイント・体験談 4」のまとめです。

自分は小学3年から始めたので参考までに。
一番最初はそこの道場のちっちゃい竹刀を持たせてもらって年上の子の素振りの真似をしていました。
それからしばらくしてから胴着を着て、同じように素振りをしたり声出しの練習をしたり、防具をつけた大人の方に打ち込みのやり方を教えてもらったりしました。
防具は確か結構時間がたってからつけ始めたと思います。というか胴着も防具もひもを結ぶのが小学生ぐらいの子には案外難しくてすぐには出来ないんですね。

おそらく防具の購入は入門してからどんなに早くとも2週間でしょうか、まぁ、1ヶ月くらいの余裕はあると思います。

次に昇段審査ですが、早ければ4年生、たぶん5年生くらいからは受けられます。
自分は確か3級から受けましたが、はっきり言って昇段審査と言うのは2段くらいまではかなりぬるいです。
私の地元での昇段審査では初段の審査まで誰一人不合格が出ませんでした。まぁ、そこの部分は身近な先生にお聞きください。

当番と言うのがどういうものかはよく分かりませんが、子ども達に関しては掃除当番とかそのくらいしかなかったかな…と。

防具に関しては、OBやOGの兄弟がいる方の中には譲ってくれる方もいらっしゃるかもしれません。結構高いですしそれとなく聞いてみるといいかと。

出来れば入門する前に他の保護者の方にもいろいろと話を聞かれるといいでしょう。なんとなくですが、入門が決定するまで細かい説明が無いという部分が気になったので…。

余談ですが、僕は剣道を始めたおかげで友達が増え、体も鍛えられ、礼節も学び、尊敬する師に出会い、当時悩んでいたイジメをはねのけて、いじめっ子に見直されて逆に友達になるまでに至りました。特に礼儀はしっかり学ばされるので、お子さんの成長にはもってこいかと。
それくらいいい武道なので、願わくばお子さんが剣道に興味を持ってくれて、たくさんの友達や立派な実績を得られたらいいなぁと勝手に思っておきます。

子供には剣道を習わせてはいませんが、自分が小学4年生のときから剣道を習っていました。道場にもよるのかもしれませんが、剣道は非常にきついスポーツです。小学5年生から防具を付けて練習をはじめましたが、これが苦しいの一言につきます。特に真夏の稽古は、ものすごく暑いのと苦しいのとで我慢できないくらいです。自分で言うのもおこがましいのですが、練習を続けられたら忍耐力は確実につくと思います。中学に上がって体育の授業に野外で行うスポーツ(団体で行いタックルなどがあるボール使用競技)の授業があったのですが、顧問の先生がこのスポーツはきついぞと何度も言うものの、剣道を続けてこれたからは、剣道に比べたら特にきつくはなかったです。


少年剣道指導者です。
その道場や指導者によって考え方は異なると思いますが、ご参考までに。


最初は礼儀作法、足さばき、素振りなど、防具を着用しなくてもできる練習をします。
逆にそれができなければ、防具を付けても意味がありません。
私は半年が目安だと思いますが、その子の技量や理解力によっても変わります。


防具を付けると、今度は打ち込み稽古が始まります。
素振りとはまた意味合いが違います。
それを身に付けるまで、これまた半年くらいでしょうか。
つまり、①と合わせて1年位が目安となります。

昔は礼儀作法のみの審査で8級合格などを与えたものですが、級には飛び級が認められていますので、最近はやはり防具を付けて一通りの稽古ができるようになってから審査を受けることの方が多いようです。

子供が興味を持ちだし、やる気があるのならば続けさせてあげてはどうでしょうか?

役立つか、役立たないかについてはお子様次第だと思います。

剣道の有段者であれば警察試験を受けるとき加点される県もあります。また、中学校などで武道が必修科目になったこともあり将来教員になったとしたら(体育系でなくても顧問として)役に立つと思います。

役に立つ・立たないの論議よりも何を武道・スポーツで学んでほしいのかだと思います。剣道で学べるものはたくさんあると思います。礼儀作法についてはたとえ公式試合であっても負けて挨拶をしない選手がいるときは礼をやり直させるといった場面を見かけるほどです。剣道の稽古は見ていると思いますが相手に打ち込みますが、元立ちになって相手に打たせることももちろんあります。この点においては数少ない相手の痛みが分かる競技であると思います。