柔道 「大外刈り」の技・テクニックのコツ・ポイント 6

「柔道 「大外刈り」の技・テクニックのコツ・ポイント 6」のまとめです。

一言に大外刈りといっても足の掛け方が様々です。
釣り手引き手を使い教科書道理の大外刈り、自分の足先を相手のひざ裏、アキレス腱あたりにひっかけてからの大外刈り。
体が斜めに入ってしまう場合は、相手の刈る側のつま先方向を確認してみてください。
相手の足を刈る場合自分の足の刈る方向と相手の足のかかとからつま先方向へ向きがそろわないと、力が無駄に掛かり刈りにくくなります。
多分、上体での崩しに特化してしまい、足の刈る方向を忘れているようです。
実際の試合では、斜めに入ることは当たり前にあります。
技に入ってからどの方向に相手を崩し、足を刈れば相手が投げられるのか?
崩しが決して先ではなく、足から入ってから崩す場合もあります。
ただ、筋力もまだ不足しているから上体で押そうとしているのかも知れません。
現在の自分の体で一番良い技の掛け方を体得して、筋力アップによって技は変化していくものです。

相手をきちんと崩すことです。

つまり、相手の重心がこちらの刈る足の方にだけある状態を作ること。
具体的には、引き手を下げて相手の釣手を殺すこと。
同時に釣手の前腕部から肘の部分を相手の胸から鎖骨辺りにあてがい引き付ける。
そうすれば相手の(右の大外刈りなら)右胸とこちらの右胸が合わさります。
この状態なら相手は身体が傾いて、右足だけに重心があります。
この時に同時に相手の横へ踏み込むのですが・・・
踏み込む足が相手と平行になるようにしてください。
踏み込む足が外側を向くと相手に逃げられる可能性が出来ます。
真っ直ぐ相手と平行に・・・。これ大切ですよ。
あとは刈る足はきちんと最後まで刈りきることです。

特別に練習方法はないけれど、打ち込みや投げ込みを数多くして身体が覚えるように習得してください。
まずは、一日大外刈りだけでも打ち込み500回程度はしましょう。
そうすれば必要な筋力、瞬発力、持久力など自然に付きます。