「伝統空手 「形(団体)」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。
団体形の演武の場合、ひとりだけ抜きん出た上手な選手がいてもダメです。
「手刀の形や角度など細部にわたり、全く同じ動作をすること」も必要です、
しかも、これは団体に限らず当然のことですが、演じる形において正確性が求められます。
例えば手刀と言っても流派によって受ける形も意味する所も違いますから…。
そして前述の上手い一人又は二人がスタンドプレーを行わず、全体が特にすべてのキメにおいてシンクロすることが必要です。
似たもので言えばシンクロナイズドスイミング団体と同じようなものです。練習方法として、手刀一つ、突きと言っても普通の突きと突き受けというものもあります。
ある程度高いレベルでのお話でしたら、形の分解を理解させる必要があると思います。
またもう一つの方法として、まずは普通に眼を開けた状態で全員の動きが合うように、これが概ね合うようになったら今度は全員に眼を閉じさせ、最後が合うか。
また、そこまで行く練習の過程では、切りの良い所で区切りながら止めさせて、お互いに合っているか確認させ、この止めさせる所を徐々に長くして最終的に最初から最後まで途中途中のキメを含めピタッと全員が合わせることが出来るようにもっていく練習方法もあると思います。
形によって演武中、何度か気合い(声)を発する箇所も有る筈です。
当然、演武が揃えば、気合いの声もタイミングが合う筈です。演武終了時の各自の立っている場所も要練習です。