ボクシング 「ワンツー」の技・テクニックのコツ・ポイント (2015年版)1

「ボクシング 「ワンツー」の技・テクニックのコツ・ポイント (2015年版)1」のまとめです。

ワンツーの一連の動作をゆっくりと順を追って説明すると、後ろ足のキックでまず前足を一歩踏み出してワン(この時に蹴り足である後ろ足はまだ床に着いたままで余力を残している)、続いて後ろ足の余力で腰が入ってツーを出す際に蹴った後ろ足も元のスタンスまで引きつけられ、床にドン!と着地すると同時にインパクト(ツーを当てる)!
以上の動作を一挙動でやる。これがワンツーの正しい打ち方です。引き付けるという表現が紛らわしくて何か誤解してしまう人もいるようですが、やれば分かるはずです。
更に、ワンツー連打で前へ出る例を見てみればよく分かるだろう。「ワンツーワンツー・・・」とリズムに合わせて足も「左右左右・・・」の順に動いてるはず。正しく言えば左右の足の動きに合わせて連打してる。

●ジャブは当たるのになかなかストレートが当たらない。

ストレートというのはワンツーの“ツー”のこと。とりあえずそれを前提に回答しますよ。
まず、原因はいくつか考えられます。
1つはモーションの問題。
2つ目はワンツーのリズムが単調で相手に読まれている。
そして3つ目、実はこれが自分でも一番気付きにくいウィークポイントで矯正するのも容易ではない難しい問題。それは何かと言うと“踏み込みの甘さ”です。これがどういう問題なのかと言うと、自分ではそんなつもりはないのに潜在意識の中でどこか怖がっている、つまり相手に近付くことを本能で怖れている、だからツーの段階で腰と肩が入る動作に知らず知らずブレーキをかけてしまってるからスピードもタイミングも殺してしまって動く相手に当てることが出来ない。
以上のどれかでしょう。

●ジャブは当たるのになかなかストレートが当たらない。

・力んでストレートのモーションが大きくなっている。
・力んでパンチスピードが落ちている。
・ストレートを打つタイミングが相手にバレバレ。

ようはストレートの性能が低い。

タイミングよく、ワンツーを当てるにはジャブは早いショートでなくてはだめです。
早いジャブを引く瞬間にストレートを出す。