「剣道 「面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 15

「「剣道 「面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 14」のまとめです。

木刀で素振りをしてみてください。
木刀は柄が楕円形になっているので、竹刀を正しく握る感覚が掴めます。
手のひらで掴むのではなく、指で包むイメージで持ちましょう。

それと左片手での素振りも行いましょう。
竹刀を振る速度は遅めでいいので、必ず、肩→肘→手首という順番で関節を伸ばすイメージで竹刀を振りましょう。
(感覚が分かってきたら、足→肩→肘→手首というイメージでやってください)

ここまでは基本の基本です。

「竹刀の先を突きあげてビッと止める」

これは竹刀にフレを作ると言われますが、要は剣先の速度を上げるという事です。
手首を柔らかく使う事、それと竹刀を強く握り過ぎない感覚を身につける必要があります。
感覚のイメージは人によって様々ですが、いくつか練習法を書きますね。

①釣竿素振り
釣竿のような長めでしなるような軽い棒で素振りを行ってみてください。
細い竹の棒でもいいですね。
棒の先がビュッとしなるように振るイメージで素振りをしてください。

②バウンド素振り
二本の支柱の間にゴムチューブ(スポーツ用品店などに売ってます)を張ります。
できれば面の高さがいいですね。面の高さに古いゴムタイヤやゴムのボールを置くとかでもいいです。

とにかくゴムなどでできた「弾むもの」を面の高さに設置して
竹刀でそれを面を打つように叩いてください。

振る時はあまり力を入れずに、チューブに当たる瞬間だけキュッと力を入れると
打った勢いで竹刀が軽くバウンドすると思います。
この感覚を覚えて素振りや面打ちに活かして下さい。

③バカ長い棒を振る
なかなか感覚を掴めない人がこの方法をやると感覚がつかめることがあります。

3メートルくらいある長い棒で素振りをするんですが、上の方法を1週間続けても効果がない人は試してみてください。

長い棒を振るというのは、意外と難しいので コツを掴むきっかけになるかもしれません。

剣先と間合いです。

剣先を制していれば、先の先で面を確実に打突できます。

まずはしっかりとした剣先と間合いを図ることですね。

正面打ちの基本は【押し切り】です。
打った瞬間に最大のインパクトを与え、その後竹刀は相手の面を【押して切る】わけです。だからそのままの
形で打ちぬけなければこれはできないわけです。
よく打ったあとに高々と竹刀を上げる方を見ますが、これは打った(当たった)だけで、切れていないことを自
ら証明してしまっていることになります。