剣道 「面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 7

「剣道 「面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 7」のまとめです。

打つ時に左足を右足に引き付けない(継ぎ足をしない)ことです。
『構えた状態から左足を蹴って打つ』これだけで起こりが分かりづらくなります。
こうすることで速さもカバーできます。相面打ちの時に試してみてください。
まっすぐ打てない原因は以下の事が考えられます。
①右腕が強すぎる。
②右足が相手の体の前に踏み込めていない。
③左足が開いている(しゅもく足)

①は竹刀の柄が長過ぎる場合になりやすく、柄を短くする事で左手で握る意識が強くなります。
②は打った後に抜ける意識が強い為、踏み込む時に相手の体の外側に踏み込んでいるのだと思います。
相手の右足と左足の間に向かって踏み込む意識で改善されます。
③両足の爪先がまっすぐになるように構えましょう。
左足のかかとを外側に向けるようにすると矯正できます。
重心を右足にかけすぎることのないように、両足の真ん中に持ってくるように構えてください。

速く打つのはあとから練習すればできますが、まっすぐ打つのはダトツの基本なので、そちらについてアドバイスを。
右腕に、力が入っていませんか?
右腕で竹刀をコントロールしていませんか?
右腕は、竹刀には、添えるだけです。
それこそ、生卵持つくらいの力で。
竹刀は左で振りましょう。
右腕に力が入っていなければ、伸びないはずです。
あるいは、鍔の端まで右腕を伸ばしているか。
右腕は、鍔から少し下を持ちましょう。
で、右腕に力を入れるのは、まさにダトツの瞬間だけです!
当たる瞬間だけ。
そのとき、ちょっと腕を内側に絞るイメージで行くとなおいいかも。
とにかく、右腕の力を抜けばだいぶ違うはずですよ。
まっすぐ打てるようになってから、速さを研きましょう。
速さは、もうひたすら体を速く動かす努力をするのみ!
体のよけいな場所・よけいなタイミングでいらない力が入っていなければ、解決できるはずですよ。
起こりについては、むしろ足捌きの問題かな?
左足でいつでも蹴りだせるイメージで、膝には必ずちょうどいい緩みを持たせてください。
膝が伸びていると、打つ前に必ず沈まなければいけないのでばれます。
重心も、打とうと思って徐々に前傾姿勢になるとばれるので、気を付けて。
袴の中でこっそり膝のバネの準備をして、決めたらためらわずに蹴り・腰の移動・振りを同時に繰り出してください。