剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 16

「剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 16」のまとめです。

左手1本で38の竹刀を自由自在に操らなければいけません。
左手だけで片手素振り1千本とか素振り用の木刀でやるなんて当たり前でした。
おかげで10数年経過していますが右腕と左腕の太さが未だに違います。
足も逆になりますので初めの頃は違和感からまともに足裁きも出来ませんでした。
あとは進学する学校に上段を教えることが出来る指導者がいるかどうかです。
不在だった場合は諦めるしかありませんね。それぐらい独学で出来るほど甘くはありません。

効果的な稽古法とありますので私が高校生の頃、家でやっていた練習をご紹介します。
学校の稽古が終わった後に室内で1.5リットルのペットボトルに砂を目一杯いれた状態で左手だけで片手正面素振り1000本と廊下で左足前、右足後ろの前進後退右左の足裁きを1時間やっていました。
片手素振りはただ振るだけではなく面の位置でピタッと止めるのに約1年程かかりました。
これが出来れば前準備はOKです。
あとは道場で稽古前に鏡の前に立ち構えのチェックと振りのチェック、踏み込み足と送り足のチェックをしていました。私と同じメニューをこなした上で指導者から上段のイロハを教わって下さい。
個人的には上段を経験したことで剣道の幅は広がりましたよ。

形も勿論大切ですが、まずは『火の位』と言う心の錬磨ではないでしょうか。
一撃で仕留める、と言う位を相手以上遙かに上になければなりません。(まさに薩南示現流の初太刀のようにです)。
技術的には、特に相手の突き技を封殺できなくては駄目でしょう。
勿論籠手とかも未熟ですと取られてしまいます。