剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 17

「剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 17」のまとめです。

単純に
「起こり」=動き初め
になります。

つまり、相手に「今から打つよ!」って言っているようなものです。
分かりやすく言えば、自分より“下の者”と稽古をすると
「こいつ打ってくるな。出頭を打つか、受けるか、どう対応するかなぁ?」
って思うと思いますが、それは相手の起こりが見えているからです。

上段の構え(左上段)で起こりが分かりやすいのは
①打つ時、左肘から動く
②打つ時、左膝が沈んでから腕が動く
③打つ時、腰が沈む
④打つ時、より左半身が前に出る
です。

剣道の極意の一つに打つまで相手に悟られない事があります。

これは、練習を積み重ねる必要があります。
また、自分より格上の人との練習が良いです。
格上なら、彼方の起こりを厳しく打ってきてもらえて、欠点に対しての克服が身に付きます。
悪く言えば、打たれるのが嫌だから、直していく感じです。

起こりを出さないように打つには?
私も色々やってみたら、呼吸を吐いているときに打つと起こりがあまり出ないらしく相手の打突部位にあたる率があがりました。
あとタイミングを計って打ってませんか?いちにのさんなんて‥
上段なら右足をしっかりと張っていつでも打てるようにして一挙動で打てるように練習してみましょう!

起こりとは動きの始点となる動作の事です。

起こり>動きになるのですがそれが分かりやすい、その間隔が大きいということです。
膝と足首の動きと左右の連動をきちんと教えるのは非常に難しいです。
体育会系的な物で無くこれは物理そのものですから。

大体足首がきちんと使えず膝だけで動く結果起こりから動きまでの速度が遅くなります。
更に言うと足首と袴をフルに使い膝の動きを隠すのがミソです。

何故袴を履くのか、その意味を考えながら稽古を積んだ時に初めて、棒振り体操士から剣士になれます。