柔道 「受け身」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「柔道 「受け身」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。

前回り受け身について

まっすぐ回るコツは肩を入れすぎないことです。
右足で踏み切る場合、右手を左の脇の方に持ってきますよね?その時に右手を左に持ってき過ぎて(肩が左の脇に入る)いるとキレイに前に回れずに横に回ってしまいます。なのでこの時に右手は左手の手首に添える感じで回ってみてください。これができていない人が結構います。
あとは足を意識しすぎないことです。着地の足をキレイにしようとしすぎて回転に意識が行かない場合もあります。

前周り受け身は簡単です。

つまり 「つまずいて転ぶ」 だけです。

手刀 → 前腕 → 肘 → 肩 → 背中

の順に接地すれば良いのです。

急に大きく飛ぼうとせず
ゆっくりと小さく回るところから始めて下さい。

前回りの受け身ということは前方回転受け身ですね

まず、畳の目を1つ決めます。これは4mくらいの長さがあったら十分です。
その畳の目のラインをまたぐようにして脚を肩幅くらいに開いて仁王立ちになります。

右前回りの場合は、右手を前に出します。この場合、キョンシーのように前に出すのではなく小指を前の方に向けるようにします。
一直線より、肱を30°ほど曲げます。

次に、右足をまっすぐ前に30cmほど出します。そのときに上体を前に倒し、左足で地面を蹴ります。

脚を曲げないように転がります。そのとき、畳が 右腕→右肩→背中→左足と着くようにします。
この接地部分は、先ほどまたいだ畳のラインに沿うように注意します。最後に左足で踵落としをするような体勢になると思いますが(柔道部なんかのひとは脚をまっすぐ伸ばしたまま立つことができますが、授業であればその必要はないと思います)その踵落としも畳のラインに落としてください。

始めたばかりならば立てなくても構いません。
前回りしてきちんと受け身が出来る事が大切です。

その先に、回った勢い、畳を叩いた勢いなど合わさって
きちんと受け身を取った姿勢から立てる様になります。