「剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 5」のまとめです。
王道から言いますとまずは、剣道形で理合いを学びましょう。
上段には形の上での構えと心構えが必要です。
本来であれば、中段で四段程度の実力が備わってから上段を執るのが望ましいのですが、学びたい気持ちがある時が一番良いのかも知れません。
中段の時と同じように、構えから足捌き、左足での踏み込みをしっかりと練習することと左上段の構えを執りたいのなら、何が何でも左手一本で決めるだけの面打ちを打てないといけません。
始める方法ですが、中段の時と同じく、きちんと上段を実戦で使える人について構えから学び基本打突、実戦での戦術などを身につけて行きましょう。
これから高校生という年齢や修行年数からしても我流では無理です。体を壊さずに使えるようになるには、3カ月~半年はかかると覚悟して稽古に入った方がいいですね。
せっかく上段を執るのでしたら、本当の上段を身に付けて下さい。
●上段の構えのメリット
・遠間からの打ち
・打たれにくい
(相手が冗談相手に慣れてない)
・一本の重みがある
(相手を受けを潰せる)
・意外に身長が低くてもできる
(私、170cm弱ですが、一時、上段をしていました)でも、デメリットが大きすぎる。
・一本打ちがメイン過ぎて連続技が苦手
・連続打ちが苦手
・いざ中段になると半身になりすぎる
●上段の構えのメリット
「相手が上段に慣れている場合が少ない」
があげられると思います。
それだけで、相手の呼吸を乱すことがしやすくなりますから。また、左手でツカ尻を掴んだ状態からの
左一本横面は、恐るべき射程距離を持ちます。
右手で押し出し、空中にうねりを描くように
遠心力と速度を乗せた片手面は、
一足一刀からさらに3歩~4歩以上は離れて
いたはずの私のこめかみに叩き込まれ
脳震盪を起こさせました。
(打突の瞬間、左足前に踏み込み、半ば
半身になっていた)あれは、青眼のみの稽古していない人間には
対処はかなり難しいと思いました。