剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 6

「剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 6」のまとめです。

一般的に上段の最大の武器は左片手の出ばな面であり、その利点は片手による射程距離の長さです。相手は一番近い打突部位でも上げた小手を狙わねばならず、間合いを詰めざるを得ません。そこを狙うんですね。
左片手で打つ時は、左足前で踏み込んだ方が身体が半身になる分だけ射程距離が伸びる。よって左足前での足捌きが主流となっています。
もちろんこれは一般論で、貴方がそこにメリットを感じないのであればそうする必要はありません。
当然今まで学んできた構えや足捌きは無に帰する事になります。貴方の質問を読む限りでは、完全に素人から始めるくらいの気概で臨まねばならないでしょう。まして上段は別名「火の構え」と言い、防御を棄てた完全攻撃重視の構えです。相当な覚悟を持って挑んで下さい。

左上段ならまずは足捌き。稽古は切り返しから全て左足前で行う。稽古以外には左片手素振り。最低でも500本/日。技はとにかく出ばな面。これが打てないと話にならない。

正直素振りと走り込みが基本かな。
上段は振りと足腰の強さで決まるし。

上段の構えは先ず中段の構えの全てを理解しないと使いこなせません。
いきなり上段の構えをやって形は出来てもその極意を習得してなければやる意味がありません。
先ずは中段の構えを極めてから上段の構えにいったほうがいいです。
高段者の中でも上段の構えを使いこなせてる方はほんの一握りです。
それだけ難しい構えなのです。
一年や二年ましてや数ヶ月でどうにか出来る問題ではありません。