極真・フルコン空手 「後ろ回し蹴り」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「極真・フルコン空手 「後ろ回し蹴り」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。

後ろ回し蹴りは、例えば後ろ蹴りと比較すると力積(重さ)の小さい蹴りなので、腹筋をガチガチに固めているボディには効きにくい蹴りです。
ですから、上段を狙って、アゴかこめかみを蹴り抜くのがよいと思います。

後ろ回しなら上段、後ろ蹴りなら中段がよろしいかと。空手の試合でも一本シーンでよく見ます。
逆に、後ろ回しで中段、後ろ蹴りで上段という一本はあまり見かけないですね。

180度回ってからです。
「振り向いて」の方があっていると思います。
背中回りに回る時に、「回るため」に蹴り脚は地面を蹴るのに使っています。
回ると同時には蹴り脚がスタート出来ません(まぁ区切るのも違うとは思います。)。
また回りはじめから蹴り脚スタートでは、溜めが出来ずに抑揚のない蹴りになってしまいます(蹴りにならない)。
先端に重りをつけた紐を、ぶんぶん振り回すのとは違います。
一様に回る回転運動そのもので蹴るのではありません。
後ろ回りに捻じって出来る「溜め」を利用しています。

ただし「後ろ蹴りの要領」ではありません。
違う蹴りです。

上記の私なりの説明を、動画に照らし合わせてもらうと良いと思います。

私は下から跳ね上げ感が強めです。
一方で膝をしっかり抱え、漕ぐ動作(ひっかくなどとも表現されます)で蹴る方もいます。