剣道 「面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 11

「剣道 「面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 11」のまとめです。

面打ちのこつは、腕を前に押し出すのではありません。この表現では棒を突き出すようなイメ-ジで肩の力が抜けません。
力加減は、左手でしっかり50%の力で持ち、右手は20%くらいです。
竹刀は横から持たず上から持ちます。
打ち出す前の竹刀は左手がへその前げんこつ1個です。
打ち終わったときは左手げんこつが完全に伸びて相手ののど元です。
このへそから相手ののど元までの手の移動を、軽く絞るように、ぱっと早く出します。
また打突時は腕力で打つのでなく、手首のスナップで「パン!」というイメ-ジで刺し面を打ちます。
一番大事なのは足です。
自分と相手の間の距離を、左足の蹴りで一瞬で距離をちじめましょう。
①足の蹴りによる加速
②両手の伸びによる加速
③手首の回転による加速
以上の3点が一瞬で合致すると早く打てます。
したがって手の力はあまり入りません。
ゆっくりあわてず、動作を繰り返し、段々早くしてみましょう。必ず早く打てますよ。

手首をの力を抜くのは左手ではなく右手です。
力を抜く素振りの仕方です。
まず竹刀をかまえます。
次に左手を右手に付ける様ツバのすぐ下で両手がくっつく様にして素振りをしてみましょう。
この時右手の握力はゼロで手首はフリーにします。
左手の小指から薬指・中指に力を入れ握る動きで竹刀を振ります。
そして最後の絞りだけ右手にも力を入れます。
その素振りを繰り返します。
その動きになれてきたら上半身を前に傾けずなるべく歩幅を大きく遠くに飛んで打つ素振りを同様に繰り返します。
それにもなれてきたら左手を段々と通常の位置にもどします。
右手手首には力を入れぬ様心がけ続けます。