柔道 「柔よく剛を制す」「小柄な人」の技・テクニックのコツ・ポイント 3

「柔道 「柔よく剛を制す」「小柄な人」の技・テクニックのコツ・ポイント 3」のまとめです。

小柄な人が大きい人に勝つには足技と左右の担ぎ技を磨くことです。また組んでいるときに十分な組み手に成られてはいけません、間合いをとって動ける状態で足技と担ぎ技で先手で攻めることです、引きつけられて動きが止まる状態を作らなければ簡単には投げられません。研究して下さい。

かなりの高確率で成功する連続技は、教えてもらったり研究したりして、いくつか身に付けておいたら良いです。
出来れば意外性の高いもので…
そして、その技では確実に一本を取れるまで、試行錯誤してみて下さい。

私がよく使うのは、最後に大外です。
セオリーから外れてますよね。

一度試しに…
例えば、背負いや一本背負いをフェイントに、そのまま大外をかけてみて下さい。
私の場合、背負い→大外、より、一本背負い→左の大外、の方が成功率が高いです。(右利きです)

あくまでも決め技は大外刈りだと言う事を初めから決めておき、その前は完全にフェイントです。
もちろん背負いの前に小内等で崩す「フリ」なんかをしておけば、より効果が高いです。

巴やすくい投げや朽木倒し、の様な技を変化させて他の技と絡めても、かなり効果的なものになったりもします。

もう一つ、誰も手も出さないであろう技の使い方の一つの例を…
空気投げ(隅落し)です。

本気ですよ。私はよく使ってました。
タイミングは、内股をかけてくる瞬間のかなり早い時点、です。
このタイミングを掴むのはかなり難しいですが、一度成功すると病み付きになりますw
ただし、相手が確実に内股で来る、と言う確信が無いと、逆に投げられてしまいますので、実行するならば注意を払って狙っていかないと駄目です。

そして、一本を取られた、相手の「???」な表情が面白いです。

小柄な女の子が180センチオーバーの男性相手に対して、効果が高いと思う事を並べてみました。
実は記載した一部の事は、柔道にこだわらず、合気道から盗んだ手法であったりもしますので、ご興味をお持ちになられましたなら、一度合気道の研究もしてみてはいかがでしょうか。

こんな事は邪道だ、と思うならば、様々な崩す手法、足技、背負いや袖釣りの練習をとことんやっておくべきでしょう。
やはり、極められると素晴らしい技ですので。
ちなみに私ももちろん、背負い、袖釣り、払い腰、内股、体落し、は相当練習したつもりです。
ただし、右・左、両方ともの組み手で、です。

【追記】
少々深く考えてみました。

まず大柄対小柄では、当たり前ですが、各々組み手が全く違います。
小柄で最も困るのは、奥襟を取られて押さえ付けられる事では?

では、今度は自分より小柄な方に打ち込みや乱取りの相手をしてもらって下さい。
私が払い腰や内股の練習をしているのは、それを使って投げる事が目的ではありません。
自分自身でやる事によって、逆に小柄な相手にどう対処されたら困るか、を研究する為です。

最も重きを置く点は、自分自身はスムーズで隙を作らない荷重移動にて、いかに相手の重心をずらすか、です。
小柄なら手技中心になりますが、奥襟を取られて相手が安定している状態では、懐に飛び込む事は不可能です。
しかしこの様な状態でも、一瞬でも相手のバランスを崩せると、例え相手有利の組手でも可能になります。

抽象的な言葉でしか書けなくてすみません…。

具体的な意見としては、技を掛ける際の引き手の持って行き方を意識してみて下さい。
自分の体の方向ではなく、相手に対して常に真向かいになる方向に引く事です。
私的な考えですが、体落しはとても難しい技だと感じます。
とてもシビアなタイミング、大きく動いても崩れない荷重移動、引き手の方向・引く力。
逆に、背負いは比較的安定した体勢で使える技だとも感じます。
意外に掛けられるタイミングは広く、手の動きもコンパクトで、両足の幅も狭く、そして、様々な動きを組み合わせた技ゆえに、何かが不十分でも他で誤魔化しが効き易く思います。

特殊な意見ばかりかも知れませんが、頭の片隅にでも入れておいて頂けましたら幸いです。