柔道 「体落」の技・テクニックのコツ・ポイント 2

「柔道 「体落」の技・テクニックのコツ・ポイント 2」のまとめです。

引き手をしっかり引いて、吊り手でしっかりと吊り上げて、引き出せたら落す。
そして、出している足は少し曲げておき、相手が乗ったら勢いよく伸ばす。

後は、左足を支える支え吊り込み足や膝車、大内刈りなどを交えて攻めたら良いと思います。

それから、習ったばかりでは直ぐには出来ないですよ。
打ち込みや投げ込みをしっかりと練習してスムーズに入って投げきる事を体に覚えこませる事だと思います。

やはり相手が爪先に重心がいくようにしっかり引き出して崩すことが大事かと思います。
そして良くある悪い例が、相手との距離が近すぎること。
打ち込みや投げ込みなら出切るかもしれませんが、距離が近すぎるとうまく体を回せず、相手も前に崩れません。
自分が少し遠いかなと思うくらいで、周りから見ると以外と丁度良かったりするものです。
相手が自分の足につまずいてころぶ、それを手を使うことで回してやると言ったイメージを持ってみてもいいかもしれません。
また自分の重心はどこに置くのかは、実は人によって結構違います。
ちなみに私は真ん中、つまり踏み出した足5割、軸足5割です。ホントは踏み出した足4割、軸足6割とかの方が良いのかもしれませんけど。

体落しは手技なので足をかけることにこだわりすぎると試合では使えません。
ぶっちゃけ言うと足を飛び越えられても手で投げるくらい手の使い方が大事な技です。

あと、比較的きれいに打ち込みできる技なので打ち込みで満足してしまうとなかなか実戦的に使えないですね。

で、その手の使い方ですが、引手は自分の肩より少し高いくらいで引き出します。
それと同時に後回りさばきで体を反転させます。
そのあと足が掛かったらその瞬間に高く引いていた引手を真下に落とします。
釣手はあまり自分のほうに引かないこと。
むしろ相手と距離を取るように使います。
ここが背負投と一番違うところで、初心者は背負投とごっちゃになりがちです。

実をいうとこの手の使い方は支え釣込み足と同じです。
体の向きが表になるか裏になるかの違いです。

練習法としては移動投げ込みをオススメします。
上に書いたように打ち込みは楽に出来ますが動いている相手にタイミングを合わせるのは難しい技です。