合気道 「小手返し」の技・テクニックのコツ・ポイント 2

「合気道 「小手返し」の技・テクニックのコツ・ポイント 2」のまとめです。

初心者の多くは、投げよう、投げようと思って技をかけるからうまくいかないのです。ポイントは”タイミングとバランス”です。(全ての武道、スポーツの共通点です)

小手返しで重要なのは「相手の側面に位置を取る」「相手の掴んだ手の方の足に(右手なら右足)体重が乗っているか」「小手を返すと言うのは小指を軸に捻りながら手前に引く感じ」なんですよ。

まず、相手のバランスを崩す為に「入り身・転換で相手の側面に位置をとる」(攻撃を外すタイミング。決まれば相手は攻撃した手の方の足に重心がかかっていますのでバランスは崩れかけています)

次に掴んだ手首の位置を動かさずに小さく入り身・転換して技を掛ける。(手首の位置がコンパスの中心って感じ。つまり、相手が崩しているバランスを維持させる、ここが難しい。相手のバランスがあまり崩れていない時は若干移動して崩しに導く、ヘタクソは引っ張るので、相手に抵抗されて崩れない)

最後の小手の返しは上に書いたとおり。手首をまげて返す下手糞が多いが、それじゃ相手は絶対倒れない。小指の筋がポイントだよ~ん!その時タイミングを合わせて自分の体重を乗せる。

「小手返しはこうだ」って説明する人がいますが小手返しは師範によって技が違います。

細かい技術に違いがあったり、大きく違っていたりします。

痛くはないけど効く小手返し、痛い小手返し、小指から肘にかけての筋を伸ばす小手返しなど大きく分けても三種類くらいあります。

どれが一番だなんていいませんが、痛い小手返しは下手にやると筋を痛めたり、後遺症が残ってもおかしくはありません。

痛いものは力いっぱいやったり、筋力に比例して強くなったりします。

かと言って痛くないものはタイミングやポイントがわかりづらく普通の人が実用性があるものではありません。

経験者でも実力や状況によって技がかからないこともあると思います。

基本的に小手返しも 手首だけではなく肘と肩にも関節技がかかっています。基本関節技というのはそのようなものです。

ですから、その技も手首だけではなく肘 肩の関節を決める必要性があります。

そのようにするためには、相手が肩とひじが伸びきった状態で、指ごと極めたり 手首だけ(相手の指に組むようにする)の2通りも方法どちらかで技を掛けます。
それか、肘や肩を無視して指を単純に折る方法がありますが・・・・危険というか・・・ この場合関節技ではなく砕き技になります。

伸びきるように、無理やり持って行くのは無理なので、その状態までコントロールします・・・・
その技は実用的かつ、確実なので 接近戦にもつれ込む寸前でかなり多様できるかと・・・・ (日本武道や格闘技の技ではなく 珍しい技ですが・・・ 俗に 指折り ともいわれます、しかし護身術や軍隊格闘術の技です)

うまくなれば、手を使わず 体で相手の体をその技で、地面に倒したり、固めたりできます。