弓道 「足踏み」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「弓道 「足踏み」の技・テクニックのコツ・ポイント 1 」のまとめです。

足踏みは、射法八節で一番はじめの動作であり、これから行う射に最も影響を与えやすい動作です。三重十文字の縦線と三本ある横線うちの一つを作るもので、その横線とは両足と的への線です。足踏みは、重心(バランス)をとるために行います。そして、その重心は縦線の下端へつながります。これを行ってから、丹田に気持ちを置いて次の胴作り~残心(身)まで動作へ移ります。

ここから下は僕の知っている(考える)知識と勝手な意見です。

足の角度は60度と言われています。しかし、痩せている人はそれより狭く、肥えている人はそれより広くすることで体が安定することがあるので、55~70度ぐらいなら審査でも悪い評価は受けないと思います。

足踏みの幅は、身長の半分または矢束だけ開きます。しかし、一概にそれが正しいとは言い切れません。僕の場合、腕が長いので矢束だけ開くと下半身に力が入りすぎてしまいます。矢束にはそれぞれ違いがあるので、身長の約半分が見た目も射の内容も望ましくなります。

中てる射より、中る射。そのためには魅せる射から。

足踏みはただ単に足を開くのではなく的の中心と足の爪先が一直線上に開き肩幅に開く。
この後の胴造りにうまく移行できるようにする。

「足踏み」は全射形の土台であり、がっちり構えることで引きやすくなったり…。
足踏みはどちらかに重心が傾いていたりしても中てることはできません。

カンタンに説明するのなら「土台」です。

足踏みは射技全ての土台となります。
正しくつくられた足踏みの上にしか正しい胴造りはつくれません。
また、足踏みがしっかりしていなければ縦伸びなども活かされないと思います。
このことから、足踏みは「足構え」とも言えるといわれます。
射技で一番重要とされる胴造りの土台となるものなので、縁の下の力持ちのような感じで、やはり疎かにしてはならないものだと思います。

的に対して足がバラバラで体があさっての方向を向いていたら
的にいくわけが無いですよね。

足の開き巾について狭いと左右に弱く拾いと前後に弱くなります。
つまり中胴を保てなくなります。
その結果射は乱れてしまいます。

勉強不足で他の角度のときにどのような欠点が出るのか不明で申し訳ないのですが
60度に開く意味は体が一番安定する角度というように聞いております。