「剣道 「払い技」の技・テクニックのコツ・ポイント 2」のまとめです。
「面切り落とし面」についてコメントします。
現代剣道に残された一刀流の技として有名ですよね。
新陰流では、確か「合撃」(間違ってたらすみません)という同様の技がありますね。私は七段先生に稽古をつけて頂いた時、一度だけマグレで「面切り落とし面」が決まったことがあります。
初太刀でした。
「ガシャ」という音とともに、先生の面は、私の顔の左真横に、自分の面は正面をとらえました。
その後、怒った先生にボコボコにされましたが(笑)あれ以来、あれ以上に綺麗には二度と出来ません。
本などを読むと、相手の面に極わずかに遅れて正中線真ん中を斬るように面を打つ、とありますが…そんなこと言われても我々凡人には無理ですよね(笑)
本当の「面切り落とし面」と言えるのかは分かりませんが、比較的簡易に出来る方法を少し書きます。
正面と正面が真正面から力でぶつかれば、お互いの刀は弾かれます。
では、仕太刀が力の方向を少しずらしながら打てば、どうなるか。
打太刀の面は、刀と刀がぶつかった瞬間、力の方向がズラされ、面から外れるはずです。では、仕太刀側は、どうやって力の方向をずらすのか…?
後はご自分で研究してみて下さい。
現代剣道で打ち落とし技が成立するとすれば小手もしくは胴ではないでしょうか。木刀を使った基本稽古法にも出てくる10本目の胴打ち落とし面を参考にされては如何でしょうか。
大事なのは相手の竹刀をどれだけ派手に崩すかよりも、相手の竹刀を崩した(中心から外した)瞬間に自分の竹刀をそのまま打突に移せる位置に持って行けているか?ここが肝になると思います。