剣道 「巻き技」の技・テクニックのコツ・ポイント 13

「剣道 「巻き技」の技・テクニックのコツ・ポイント 13」のまとめです。

・二つの竹刀の接点が離れないと言うよりは粘っこく粘着すること。
・接点の軌跡は円状に動くのではなく3次元的に螺旋状に(進め)相手の正中線を攻め下げる。これで相手の竹刀が下方向を回転することになる。
・次に接点の軌跡は螺旋状に(戻り)相手の正中線を攻め上げる。これで相手の竹刀が上方向へと回転することになる。
・うまくいけば、相手の竹刀は一瞬にして飛んでいく。
・体験、練習あるのみ。これも相手の居着いた心構えの時に使う

手首の柔らかさが必要なのは、当然。
ただし、巻き上げるにはコツが要ります。
ただ、巻き上げるだけでは力が要りますが、
上手い具合に少ない力で、巻き上げる竹刀の接点があります。
(ちょっとしたテコの原理です)

こればっかりは、練習を重ねないとコツがつかめません。
ただ、力任せに回せば、自分の剣先も死んでしまいますよ。

よく自分の先生が竹刀の握りが甘い人に良くやってました。

要するに竹刀と竹刀をぱちぱち叩かずに、べっとり粘着させて、つまり竹刀と竹刀がくっついたら離さず、スキを見て相手の正中線を攻めるように巻いて自分の竹刀を一周させ、相手の竹刀を手首で上に跳ね上げる技です。

名は忘れましたが、昔この技を極めた剣士がいまして、百発百中で極まり、とうとう試合では使用禁止になったという話しもあります。

上からおさえながらグルンって回す。
で跳ね上げる。
いくつかの偶然が重ならないと綺麗に飛ばない。
上からおさえた時に、竹刀をあげようと対抗してきたときに決まりやすいかな。