「剣道 「抜き胴」の技・テクニックのコツ・ポイント 15」のまとめです。
面返し胴で七段に合格された先生に伺いました。
面に攻める。
これは必須。
相手を誘い出しての返し胴。
見事に決まったそうです。
【切った】のです。抜き胴で左手を離すのは、基本的には邪道です。
だって、当たってはいるけど【切れて】いないから。闘争心は認めるけど、これは厳しいですね。
先の先・・・後の先・・・ 誘い出しを自分からできたら、後の先で相面を取ることは不可能ではありません。
小手先の技を云々するより、もっと基本に強くなるべきと思います。
基本は絶対です。
おろそかにしては上達は望めません。
抜き胴は、基本は攻めて相手を出させないと難しいですよ。
抜き胴は、4種類あります。
①右足を右に出しながら、左の胴を打って右に抜ける。
②右足を右に出しながら、右の胴を打って右に抜ける。
③左足を左に出しながら、右の胴を打って左に抜ける。(俗に言う逆胴)
④左足を左に出しながら、左の胴を打って左に抜ける。自分は④を得意とします。
④の場合だと意外に意表をついて簡単に決まります。ちなみによく言われる抜き胴は①の説明をさせてもらいます。
<竹刀の握り>
この打つ時ですが、打つ瞬間、竹刀を握っている左手を放し、右手で打って抜けた瞬間、再度、左手で竹刀を握ります。
よく、中学生、や高校生がやります。
あと、ちょっと古い人たちがやるのですが、打つ瞬間、竹刀を握っている左手を竹刀を握っている右手まで付けて、打ち終わった後に左手の握りの位置を戻します。
どちらの握りも、竹刀を回転しやすいように軸を一点にしています。
<打ち方>
竹刀を担ぎながらの胴は、絶対に無理です。
面、小手同様に前で打つ事を心がけてください。
前で打つ事が出来てから、相手の胴を抜きます。
担いだり、変に手元を浮かせてしまえば、先に相手に打たれてしまったり、相手との距離が詰まってしまいます。