ムエタイ 「ミドルキック」の技・テクニックのコツ・ポイント 10

「ムエタイ 「ミドルキック」の技・テクニックのコツ・ポイント 10」のまとめです。

ムエタイとキックは結構似てる。
基本的に蹴りの推進力は、急速に引いた骨盤を胸が割れたようなつもりで前に放り出すように蹴る。
捻じりの戻しって感じかな? で 足先の動きはなるべく逆V字で目標に当たる時はダウンになってるように蹴る。
連打はそうそう効かないし、本気で蹴りぬいたものが相手にかわされると一回転する位振り切る。

当たった時の感じが“べぃ~~ん”って言う響きを伴うっていう蹴り。

ミドル・キックを例に話すなら、純粋な空手の蹴りは膝が曲がった状態でいったん外を向き、内に向かって膝を曲げた状態のまま目標物と体軸と膝の3点が直線状に並んだ時点で膝を伸ばすから振りと溜めがあって破壊力では上。

ムエタイは膝をほぼ伸ばした状態で、目標物に向かって最短距離の軌道を描きます。だから理屈上では空手家の膝がまだ曲がっていて振りぬいていない状態のときに目標物にヒットすることになりますね。

人や流派によって違うかもしれないけれど。ブアカーオはタイ人なだけあって顕著に出ています。
どちらがいいとか強いとかいうのは僕はないと思いますよ。両方使いこなせるやつなんてそうそういないし。

ヨーロッパや日本のキックボクサーの蹴りは中間といったところですね。人によってどちら寄りかは分かれます。

人間の足でないものにたとえるとしたら、棒(ムエタイの蹴り)で引っぱたかれるか、ヌンチャク(空手の蹴り)で引っぱたかれるかの違いです。全体の太さ、重さが同じと想定した場合。

ムエタイやってます!
正直蹴り方は様々ですね・・・一番の近道は蹴り技が有名な選手の形を参考にするのが一番だと思います。
悪く(?)言えば真似になりますけど、格好のいいor威力がありそうorそれで勝ってるのは間違いないからです。
という事でまずはムエタイで威力のある蹴りといえばサムゴーですね!

あとは攻防一体の蹴りと言えばやっぱりブアカーオかもですね。
相手の突進に合わせて足のスイッチ無しで、軸足の右足と腰だけを回転させての左ミドルを叩きこむ。
さらに大事なのが、左手をコークスクリューブローの様に内側に捻って相手を牽制しながら蹴る事です。
こうすれば相手も突進しづらいorパンチを当てづらくなります。

基本的に右ローでも右ミドルでも、右腕を後ろに振りぬいた方が力強く蹴れますが、コークスクリュー的に前に手を出す事で勢いもそこそこ付くし、何よりディフェンスになります。突進が来たらミドルor前蹴り・・の流れを上手くできれば相手も易々と突っ込んで来づらくなってきます。