ムエタイ 「ローキック」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「ムエタイ 「ローキック」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。

スネの強度ではなく、単純に威力を上げる方法。

まず第一に、「とにかく長距離を走り込む!」
蹴りの威力のモトになるのは、腰の回転力と同時に、
足首から膝、背中に繋がる「打撃筋肉」です。
ランニングは、その筋肉を一気に鍛えることが出来、
同時に心肺機能を高める理想的な鍛錬です。
(打撃系格闘技や武道では全てに取り入れられています)
費用もかからず、自分の身体がそのままウエイトになるため
準備もあまり要らず器具も不要という理想的な鍛錬ですが
同時に一番苦しく、単調で地味な鍛錬でもあります。

第二に、膝下のバネを強化するため、スクワットをやります。
自分の体重だけのヒンズースクワットでも、50回もやれば
初めての人は次の日にトイレにもしゃがめなくなる負荷がかかります。
これが、回し蹴りの爆発的な破壊力を生みます。
(ムエタイ選手はダンベルやバーベルを担いでスクワットします)

第三に、「ものを蹴る」ことです。
シャドーも効果が高いのですが、キックやムエタイの
「体重の乗った、奥に叩き込む蹴り」は、実際に
蹴ってみないと身につきません。できればサンドバッグ、
なければミットを電柱にくくりつけても良いのですが、
とにかく、全体重をかけて蹴っても大丈夫なものを
ひたすら蹴ってみて下さい。
足の甲ではなくスネで、相手の股の部分を
鉈で叩き斬るようなローが命中したときは、手応えからして
違うのが実感できると思います。

ムエタイのローの方はヒザを少し曲げたチャランボと言う打ち方で自分の足に衝撃が少なく連射が利く。

空手の下段蹴りの様に横にはらう様な蹴りではなく、膝を横に高く上げて上から下に叩き下ろす様に蹴るのが特徴です。