弓道 「引分け」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「弓道 「引分け」の技・テクニックのコツ・ポイント 1 」のまとめです。

一番良い方法としては引分けを鏡を見てゆっくり水平に下ろせるようにすることです。
そして会に入ったら顔を的に向けて通常の射に入ります。
これを何度か繰り返して水平に引分ける感覚を掴むといいと思います。
感覚が掴めたら友達に見てもらいながら引くようにしましょう。

もしも道場に鏡がない場合はどこかの窓の前で同じことをして会に入ったら離れずにゆっくりと戻します。
このときゆっくりと戻すことによって弓を引くときに重要な遅筋が鍛えられます。

以下は質問には関係ないので、読み飛ばしてもらって結構です。
筋肉には速筋と遅筋があって、簡単に言うと短距離走に使う筋力とマラソンに使う筋力みたいなものです。
そして弓道に必要なのはこの遅筋です。会などが良い例ですね。この筋力が無いと早気になってしまう場合もあります。

大三の時に左肘に的をが来るようにし(第二の狙い)、以降の引き分けで腕で的を転がすようにして(目通り付近で第三の狙い)、会の時に自分の狙い(第四の狙い)に付くようにする。

私も初心者の時にそのように教わりましたし、今でも初心者にはそのように教えますし、教本にもそのように書いてあります。
このことで少なくとも弓手は常に同じ弦道で引き分けてくることが出来る訳です。

ただ、あくまでもそれは基準で、人によっては第二の狙いで肘の中に的が見えたり、肘の上に的が見えたり、見え方は様々ですし、引き分けの弦道も、確かに「中の弦道」が基本ですが骨相によって中よりも体に近い弦道の人もいれば遠い人もいます。