剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 21

「剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 21」のまとめです。

色々なご意見もあると
思います。
筋力トレーニングなど…
力が弱いより強い方が良い
体力も無いよりあった方が良い
しかし、それが本質ではないと思います。
左上段でいかに速く刹那をとらえて打つか…と言うと。

振り下ろすと言う物理的、現実的現象を追求するべきではないと思います。

どのように貴方が考えているかは不明ですが、もし振り下ろすとイメージしているとすれば、
それは払拭した方が上達は早いと思います。

上段だけにとどまる話しでは
ありませんが、振り下ろすと言う動作は、その途中で打突部位をとらえるのに点でしかありません。
線でとらえるべきです。
それには振り下ろすと言うイメージより振り出すと言うイメージでしょう。
その方が肩にも腕にも手首にも負担がかかりにくくなると思います。
肩の回旋を最小限にとどめ
曲がっている肘を前方に伸ばすと言うイメージです。
その時、押し手である右手も
同様に前方に振り出します。

かなり腕にかかり負担が軽減すると同時に打突も正確に力打ちでない面打ちができると思います。

県でトップクラスに成りたいなら、片手で小手面の二段技が打てるレベルが必要かと。
高校でも、いますよ。
神奈川の国体メンバーにぎっちりやられた記憶があります。
身長160位しかないのに、上段をとって竹刀を自由に片手で扱える素晴らしい選手でした。

また、片手小手については、相手が微動だにしないと、当たっても一本にならない傾向が強い気がします。

上段に必要なのは、打つぞって見せること。そしてタメです。
相手にプレッシャーを与えられない上段は、勝てません。
相手に引き出されたり、すぐ打ってくるようでは、怖さも何もありません。

片手小手面を打つまでのレベルにないが勝ちたい場合。
技に頼るしかないかと。
実際、このレベルの上段が8割です。
小手を打つように見せて、フェイントで片手面、諸手面。
諸手面に見せて、手元が上がったところを引っかけ小手。
相手にプレッシャーを与えて、相手が打ってきたところを抜き面、または返し面。
このあたりですね。

これはあまり褒められた技ではありませんが、、、
近間になる、または相手が詰めてくるのを想定して、後ろに小手です。
跳び込みより当たるし、上段だと届きます。威力も充分。
トップ選手もたまに使ってます。

胴張りの場合、重心が手元に来るので、剣先が軽く左右に素早く振り回すには良いですが、上から真っ直ぐふり落とす上段では剣先のスピードは、ありません。
そのためスピードが遅くなり打ちの強さも半減してしまうかもしれません。
上段の場合、剣先に重心を置いた竹刀の方がふりやすいですしスピードも乗り打ちが強く感じると思います。

左腕だけで 竹刀を自由に操れる
腕力がなけば 上段は難しいです

少なくとも 片手素振りを300本
出来るようになれば 打ちに鋭さが
出てくると思います
また 腕力が伴っていないと 突技を
覚悟して下さい