「ムエタイ　「ミドルキック」の技・テクニックのコツ・ポイント　5」のまとめです。

ムエタイやキックは、
カウンターパンチを貰わないことを前提に、
軸足寄りに体重をかけて、スウェーした状態で
キックを「当てに行き」ます。
（だから空振りすると一回転するんですね。）

つまり、なるべく遠い間合いでも当てられるように、
足を（空手に比べれば）伸ばした状態で蹴るのです。

軸足の踵を浮かして、腰の回転を利用して、相手に踵を向けるくらいまわします。

“踵（きびす）をきる”と言って、蹴り足に伸展力を乗せるためと、蹴り足に地面からの力、威力を伝えやすくするためです。伸展力、つまり蹴りに“伸び”が無いと威力は半減しますし“きれ”もなくなります。また体幹を通しての威力を増すために踵を上げて爪先立ちになるのです。しかしそれが唯一絶対ではありません。蹴る位置や部位、また戦法もまちまちですから…。試合の中、練習の中では爪先を上げないこともあります。