剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 22

「剣道 「上段の構え」の技・テクニックのコツ・ポイント 22」のまとめです。

上段にした時に、一番悩むのは
その距離感。

相手が懐に入る隙を与えると
間合いが近い。
面が届かない、または威力がないと感じるなら間合いが遠いです。

基本的に上段は下がったらダメです
自分に合って、尚且つ隙を作らない
距離感を覚えましょう。

ちなみに、上段だからといって
面にこだわる必要はありませんよ。

相手が中段の構えをしている前提で書きます。

本来、振り下ろしは、真っすぐに降ろします。
ですが、剣道形でもないですので、真っすぐ振り下ろした際に相手が小手の防御に入られます。

その為、若干、左上段から小手を打つ際に左脇を開けるような感じで振り下ろし、若干、斜めから打ちに入ります。
(木琴とか打楽器をバチで叩く時、少し脇が開きますよね。そんな感じです)
あと、足さばきですが、これも若干、左足が外に開き美味に前に出します。
よく打った左上段者が、片手小手を打った瞬間を見るとフェンシングの様な格好になってます。

簡単なのは早素振り(跳躍素振り)の時にしっかり手首を使って振りきるとかですかね

ペットボトル1リットル以上のものに、砂をつめて、さらに水を入れて砂に水を吸わせる。それを左手だけで、毎日振る。

上段vs上段。

左小手狙いが殆どです。
面狙いの場合は、払い面か体をさばいての面狙いです。

ちなみにググって前に攻めすぎ、上段として間合いが詰まり過ぎたら胴を狙う事も有ります。
(多分、胴でも左に抜ける胴か、逆胴のどちらかです)

もう、十何年も前のインターハイ個人戦の準決勝で上段同士の試合がありましたが、決め手が中々なく、延長を繰り返した記憶があります。
その時、剣道日本という雑誌で上段の攻めについての記事が載っていた事が記憶にありますが、内容を忘れてしまいました。

上段vs上段。

左小手基本、虚をついて右小手、それをさばいての面ですね。
自分の同級生で対中段より対上段の方が上手い上段の人がいましたけど、小手に出るタイミング、速さ、うち、どれをとっても素晴らしく見とれてしまったことがあります。

太鼓をバチで叩くように少し脇を開けて、少し角度を付けて打つと当てやすいです。

上段を取られているということで、相手は左小手に剣先を付けてくるので、構えが少し開いているので、まっすぐ振り下ろしても当たらないです。
また、小手を打つ際に体幹を崩す(体を傾ける)と全体のう打ちのバランスが崩れるために当たりません。

おまけですが、打つ時ですが、上段から左肘を動かし、左手首を動かし、剣先が最後に動くような動作だと相手に見切られます。
その為、剣先を先に動かく意識を持つ必要もあります。

>狙った所に素早く打つことが出来ない。

左手のみで竹刀を振っていませんか?
上段からの片手打ちは、片手とはいいながら両手で竹刀を振ります。打突の瞬間は片手であるだけです。
右手は顔の前くらいで離して腰に引き付けます。

上段から片手打ちをするときの右手は、ただ下ろすのではなく、まず竹刀を振り、手を離したら打突の威力を増すためにも強く引き付けてください。