「フェンシング 「ファント」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。
前足を前に強く蹴り上げ、尚且つ後ろ足も強く地面を蹴るイメージで下から上に、という感じでやるといいと思います。
そのために前足の太もも、後ろ足のふくらはぎ(俗に言うヒラメ筋?)を強く鍛えましょう。
腰の筋肉が必要です。また、上に行く無駄な動きがファントの時にはつきがちですので、かかとを地面スレスレの辺りでファントをしてみるとよいと思います。
飛距離は体格・体力によって限界があり、一定の距離以上には伸びません。
しかし一定の距離まで伸ばすには、バランス、平均、姿勢を維持するための相応の脚力、背筋力、腹筋力、両腕を振るための肩の筋肉の力、ジャンプ力(跳躍力)、正確な動作を反復するための持久力を鍛えることは当然重要です。
また大会で勝ち抜くには、一回の最大瞬間飛距離を伸ばすことより、同じ動作を百回反復できることのほうが重要です。15本勝負の勝ち抜き戦とかだと、持久力の方が重要です。
持久戦では体力を節約して突くことも重要です。それには強引に遠い距離から突くのではなく、できるだけ相手の不意を突いてファントをすることです。野球の変化球と同じです。
仙台育英出身のダルビッシュでも、東北楽天からヤンキースに移籍したマーくんでもストレートだけでは打たれます。どんなに速いファントでも来るとわかっていればパラードできます。下がると見せてファントとか、止まると見せてファントとかなら不意を突けます。
しかしこういう駈け引きも結局、体力が続かないで、コントロールが乱れればできません。やっぱり体力とボディバランス、コントロール、正確な動作を反復できることが重要です。
壁の一点を狙って、同じ距離からファントを反復できることはやっぱり大事でしょう。