日本拳法 「回し蹴り」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「日本拳法 「回し蹴り」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。

回し蹴りは後ろ足(オーソドックスなら右足)で蹴ること前提で話をさせて貰います。

自分は軸足の回転は足首を45から60度くらいまで回転させて蹴ります。
これはハイとミドル両方共ですね。

これならあまり遠心力を使わずに素早い回し蹴りが打てます(自分の場合ですがね)。
軸足を90度まで回転させて蹴るのは振り抜きに向いていて威力がありますが、日本拳法はノックダウン制ではなくポイント制なので、そんなに威力は必要ないですよ(ハイで面を普通に蹴るだけでも痛いですし)。

外側に持っていくと自分の場合は体がブレてしまいますので、簡単に言うとキックボクシングのような蹴りではなくて空手の蹴りですかね。

余談ですが回し蹴りは後ろ足ではなくて前足(左足)のが出し引きが早いので、前足回し蹴りをお勧めします。

本来の日本拳法の形には回し蹴りはありません。ですので昔は審判もあまり一本を認定しませんでした。なぜかというと上述のように、どうしても引きが遅くなり、上体も傾くので次の反撃を受けやすいからです。また足を取られてしまうことも多いです。

回し蹴りが有効なのは相手の状態が斜めに傾いて流れたときや、自分が相手の横に出て蹴りの間合いになった時です。これなら引きのスピードはあまり必要ありません。つまり、回し蹴りはわざわざ狙いに行く蹴りではないということです。基本は前蹴り、後蹴りです。