ムエタイ 「ミドルキック」の技・テクニックのコツ・ポイント 11

「ムエタイ 「ミドルキック」の技・テクニックのコツ・ポイント 11」のまとめです。

ミドルキックの威力をあげるには

1.筋力を上げる
打撃に必要な筋肉を養うために、ひたすら走り込みをおこない、
足腰の強さとバネを養い、威力の底上げをする。最初は自重で
スクワットを行い、慣れたらバーベルなどを利用してスクワット。
ムエタイ選手などがこれをやって瞬間で爆発的な威力を発揮する
蹴りを繰り出してます

2.正しいフォームを身につける
正しいフォームとスピードは、反復練習をするしか身につきません。
経験者に指導してもらって、まずはシャドーで嫌と言うほど反復をして
正しい形を身につけ、次にそれでミットやバッグをこれも嫌と言うほど
蹴りまくって「正しいフォームでモノを蹴る」練習をしましょう。
プロキックの選手は、素人が一回蹴飛ばす間に三回は蹴りを入れられます。
反復の賜物で動作に無駄がなく、その上で速度があるからですね

3.体重(筋量)を増やす
言うまでも無いことですが、衝突エネルギーは、速度×重量ですから、
同じ速度であれば体重が重い方の打撃の方が破壊力があります。
また単純に筋量は力に、肉の厚みは防御力に直結します。
身長比でバランスを崩さない範囲で体重を上げるのも、打撃の威力を増す
最も手っ取り早い方法の一つでもあります。

ミドルに限らずキックの威力は腰の回転です。
充分にタメを作り、脛をしならせるように打ち込み、インパクトの瞬間腰を入れます。
実戦ではこれを瞬時にして打つわけですが、最初は誰かにミットを持ってもらい、ゆっくり練習した方がいいと思います。
腰を入れるコツは軸足のかかとが真横になるくらい踏み込むことです。
キレのある蹴りはミットを持つ人が受けていてわかるはずです。

よくムエタイの蹴りは鞭の様だ!と言われます。あの蹴りを腕にやられたらたぶん腕が上がらなくなります。本場で鍛えた方の試合を見た事がありますが、会場内で練習をしていた時爆音の様な音でミットを蹴っていました。