ムエタイ 「ミドルキック」の技・テクニックのコツ・ポイント 3

「ムエタイ 「ミドルキック」の技・テクニックのコツ・ポイント 3」のまとめです。

>ムエタイ選手のミドルはなぜキャッチされにくいのですか?

単純に引きが早いってのもありますが、基本的にムエタイの前蹴りとミドルは出だしが同じフォームなんですよね。膝を上げる動作が前蹴りと同じなんですよ。そこで一瞬の迷いがキャッチしにくさをさらにあげてます。実際痛いんですよ失敗するとモロに鳩尾か顎、横っ腹にクリーンヒットすることもあるし、ガードしても壊されることあるしそれだったらクリンチして首相撲に入るほうがまだ逃げ道があるかな。
(相手が首相撲うまかったら容赦なくやられますけど)

ムエタイでは、キックを多く当てることにポイントがつきます。
ついでに相手の利き腕を防げる。
と、言うわけで 多用される戦法だと思われます。

ボクシングのジャブみたいに思ってください。

腕に限らず、頭、胴、大腿・脛 どこでも狙います。

腕を狙うというより、「腕と足でガード」されてる といったほうがいいかも?

非常にしなり、かつ、重たい蹴りなのでガードしてもかなりの衝撃があります。

ついでですが、怖いのは「肘」と「膝」
肘なんかはおそろしくまわり、ボクシングの様にフック・アッパーも打てます。
脳天ねらってくるし・・・

ムエタイ選手は基本的に腕を潰しにく時は二の腕あたりを蹴ります。彼らは同じところを蹴って破壊するということをセオリーにしているので、肘あたりだろうが肩辺りだろうが一度蹴ったらロックオンしたようにそこを集中的に狙います。蹴られた相手は次第と腕をあげるだけでも傷みを感じるようになりますので、もちろんパンチの威力にも影響してきます。ただ、蹴られた側もプロですので必要な場面ではいくら痛くても我慢してパンチを出し続けますけどね。

例を出すと以前、ヨーロッパで行われた試合でムエタイ選手に右腕を集中的に蹴られた選手が1R終了後にセコンドに腕が痛いと漏らしていました。残りのラウンドではもちろん右パンチの数が減りました。