ムエタイ 「ヒジ打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 2

「ムエタイ 「ヒジ打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 2」のまとめです。

ヒジ打ちもパンチと同様、肩を入れて打つことと、腰を回し過ぎないことが重要です。

肩を入れて打つことにより、体重がのった重く強いヒジ打ちが打てる様になります。

腰を回し過ぎると空振りした時にバランスを崩してしまうので、しっかり腰を安定させておく様にします。

また、自分のヒジが当たる位置であれば、相手のヒジも当たる位置ですので、ヒジを打つ時は反対の手で顔をガードしておくことを忘れない様にします。

次に当てる場所ですが、当てる場所は2箇所あります。

ヒジで相手の顔を切ろうとする時には、ヒジの骨のとがった部分を当てます。
骨のとがった部分でヒジ打ちをすると、相手の皮膚を切り、流血に追い込むことが出来ます。
相手を切るためのヒジ打ちはガードの隙間を狙うために、上から打ち下ろすヒジ打ちや、下から突き上げる様なヒジ打ちがよく使われます。

そして、相手のアゴを強打してノックアウトを狙う時などに使うヒジ打ちは、ヒジ付近の平らな部分を当てます。
強いインパクトを与えるには、アゴを狙って横から打ち抜くことが重要です。

アゴや頭部をパワフルに打ち抜く使い方もありますが、絶妙な確度とタイミングで額や顔面を斬る使い方がとても上手いです。
試合では、出血が酷いとドクターストップでTKO勝ちとなります。
優れたムエタイボクサーの肘は、まるで、使いなれた刃物のようです。

ひじ打ちは速さが早いほど威力が出ます。

敵が目の前に来たらテークバックを大きく取り、全体重を乗せる感じでえぐりこませる。