弓道 「胴造り」の技・テクニックのコツ・ポイント 2

「弓道 「胴造り」の技・テクニックのコツ・ポイント 2」のまとめです。

胴造りの作り方
1、足首の角度を60度にして開き、真っ直ぐ立つ。
2、足首、腰骨の中心、首の付け根を1本のラインでつなぐイメージを持って真っ直ぐ立つ。(ここ重要)
3、それを維持しつつ、気持ち足の親指の方へ体重を掛けて、軽く前に足首を傾ける。

口で言えばこれで終わりです。要は、大三以降で弓を開きながら体の方へ迎え入れる際に、体全体がぐらぐら揺れて不安定になったら不味いから、安定する立ち方をしろよ、ってことでしかありません。よろけなきゃいいんです。引いてる途中でずれなきゃいいんです。

で、弓を引く上での安定する立ち方と言うのは、一言で表現すれば「真っ直ぐ立ち続ける」という事になります。

さて、具体的な練習方法ですが、
2つあります。

1つ目、電車に乗って足を軽くで良いので開いて胴造りしてみましょう。胴造りまででいいです。電車って揺れますよね?その揺れに負けない様にするにはどの程度前側に体重を掛ければいいか考えて調整しましょう。

2つ目。上記の「1」の後、足を閉じずにそのままつま先立ちをします(体は真っ直ぐ)。
すると、つま先立ちした分、体の重心は前にずれますよね?
そうしたら、「前にずれた重心を後ろに戻さず、そのまま真下に降ろす意識でつま先立ちを直しましょう」。
これで胴造りは完成です。

もし、2つ目を実行した際、いつもと重心の掛け方が違うなら、普段の胴造りの仕方が変な証拠です。
逆に、「別に普段と変わんないんだけど」ならば、今までの胴造りの仕方で間違っていません。

定期的に確認してみるといいでしょう。

おしりがどでんとしている。
体重を前後に移してみても、結局真ん中に落ち着いてくる。

大三から引き分けにかけて背中を割るように引いてきたときに、腰のうえ辺りに力が落ち着く。

胴造りを構成するのは足裏の踏み込みと膝の柔らかさです。
電車で吊革に捕まらずに姿勢を崩さないようにバランスを取るのがいい訓練になると思います。