極真・フルコン空手 「下突き」の技・テクニックのコツ・ポイント 4

「極真・フルコン空手 「下突き」の技・テクニックのコツ・ポイント 4」のまとめです。

スクワットや走り込みです。

走り込みで体重移動の為のキック力を、スクワットで下半身から突き上げる力を養いましょう。

随分以前の極真の世界大会でミツシェルウェーデルと言う選手がいました。
当時のヨーロッパチャンピョンです。
増田章選手と死闘を演じました。
結局増田選手が判定で勝ちましたが、わたくしは増田選手に勝るとも劣らないと思って見ていたものです。
そのミッシェルウェーデル選手の仕掛けは下突きでした。
とても威力ある下突きで一瞬増田選手は落ちると思いました。
そのミッシェルウェーデル選手の下突きはボクシングで言うカウンターです。
単調な下突きは確かにブロックもされやすいですが、接近の打ち合いではバリエーションのある突き技の応酬である筈です。
わたくしは左右鎖骨の中間喉元の下に正拳を入れることを基本としています。
そして左右の鎖骨や肩口に拳散らしてから相手の突きに合わせたカウンターとしてレバーを狙います。
コンビネーションは様々ですので相手の動きに合わせ左右に回り込むことは大切です。
相手もレバーを狙ってきます。
その前進より早く回り込んでカウンターを狙います。相手の真正面に立っていては肝臓を狙った下突きは普通入りません。それから肝臓の反対の脾臓打ちも工夫して体勢と左右の突きで意識させてから急速に逆に回って肝臓を狙う場合もあります。
間の出入りや技の出入りを読んで当時は組手をしていたものです。
多少のブロックは仕方がないとは絶対に思わない事。
ブロックされないように突きは打たなければいません。
そのための一つが冒頭に記したカウターであると思って下さい。

最初に、右の正拳を相手の胸や鎖骨に打ち、相手の意識やガードを上げさせておいてから、左のレバーブローを打ちます。
あるいは左の正拳を腹の中央部に打ち、相手のガードを内側に寄せておいてから、続けて左拳でレバーブローを打ちます。
又、相手が右拳を突き出し、脇が開いたところをカウンターで狙う手もあります。