極真空手・フルコン空手 「上段回し蹴り」の技・テクニックのコツ・ポイント 5

「極真空手・フルコン空手 「上段回し蹴り」の技・テクニックのコツ・ポイント 5」のまとめです。

まずミドルは強く蹴れるのでしょうか?
なにはともあれ回し蹴りの基本はミドルです。

しっかりスイッチしてしっかり蹴り込む。
中段が出来るなら、あとは膝の抱えと腰で上段は蹴れます。

まず中段をしっかり効かせられるようになりましょう。

先輩が言っていたんですが、きちんと軸足を変える、手を振る(顔面ガードも一緒に)、うまく腰を使う。

ムエタイやフルコン空手では、床を強く蹴り、遠心力と体重を思い切りつかって振り抜くため、相手がかわした場合はそのまま回転してしまう蹴りが多用されます。

(もちろん、それぞれの武道や競技にも、それ以外の蹴り方も多く有りますので、あくまでメインとしてですが)

威力が有るのは、基本的に空手やムエタイなどの、体重をかけて「蹴り抜く」「当てて奥へ押し込む」蹴りです。
(速度や隙の小ささでは、弾くように蹴って素早く引くほうが勝る)

ハイキックの威力を高めるには、どちらの蹴り方でも、膝下のバネと腰の回転です。特に膝下のバネは大切です。
これは、ヒンズースクワットで筋力を鍛え(ムエタイボクサーはバーベルを担いでスクワットする)走り込みで足首から背中までの蹴りの筋肉を鍛えるのが有効です。
また、重いものを背負って、自転車で上り坂を立ち漕ぎすることも有効です。

技術面で言うのであれば、まず、股関節を柔軟にする。
いわゆる股割です。
また、膝のスナップを利かせると鋭くなります。
簡単にできる心がけとしては、隙は大きくなりますが、蹴り足と反対の軸足を、大げさに強く「ドン!」と床を踏むと、軸足のバネがよく効き(地面を踏みしめた反発力が蹴りに乗る)蹴りの勢いが強くなります。

ムエタイ・キックは、ハイキックを蹴るときはややガニ股に構え、土踏まずを前に出すように(足を横にして)斜め前(右足で蹴るならば左前に)踏み出すと蹴りが伸び、威力も増しますよ。