キックボクシング 「パンチ」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「キックボクシング 「パンチ」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。

ボールを遠くに投げる感じです。
ボールを投げる時は、足のふんばりや腰のひねりや肩の勢いで投げるはずです。

ボールを握っている手や肘には力は入っていませんね。
力ではなく、体重を乗せた勢いを前に飛ばすだけです。

試しにパンチを打つ感じでボールを投げてみてください。
遠くに飛べば勢いがボールに伝わっている証拠。

オーソドックスの場合、左足はしっかりふんばり、右足は踏み込み、腰はひねり、右肩で投げるようなイメージ(右ストレート)。
意識しなくても遠くに飛ばそうとすると自然とそうなります。

パンチの時は当たる時に拳を握り込むイメージで。
必然的に当たる時だけ力が入ります。

ジャブは手首のスナップを使ってムチのように叩く感じで。
力は要りません。
手首の勢いだけを使ってパチンと叩きます。

慣れてくれば色々バリエーションも増やせます。
手首のスナップを使ったジャブは早いので、わざと押し込むようなやや遅めのジャブを混ぜると緩急がつきます。

パンチに力が必要なタイミングはいつか想像してみてください。拳の移動中ですか?違いますよね?相手に触れてからです。腕の曲げ伸ばしには筋肉が必要です。曲げる時は屈筋。いわゆる力こぶが出来る方です。パンチは伸ばして打ちますから、当然使う筋肉は伸筋になります。いわゆる力こぶとは反対側に付いている、普通の人ならタルタルしてる部分の筋肉です。
人の腕は曲げる時に力を感じるように出来ており、伸ばす時に力を入れている感覚はありません。足は腕とは逆で、曲げる時には力を入れてるとは感じず、伸ばす時に力を入れてると感じます。
ですから、パンチを打つ時に屈筋に力が入っていると、リキミとなりスピードのあるパンチは打てません。ですから力を抜いたと感じる状態で柔らかく握った拳を、まるでテレポートしたかのようなつもりで相手に触れていき、接触した瞬間に拳を握り込んで見て下さい。
相手はまるで石でも喰らったかのような状態になります。

力を入れるのではなく伝えるのです。パンチの基本は足腰肩にあり、
腕は添えるだけと言ってもいい。

ジャブのイメージは掌の中にウズラの卵を潰さない様に軽く握ってる感じで、当たる瞬間に潰す…感じですかね、フックやアッパーも同じ感じです、ストレートの場合も違いは有りませんが、強いパンチを打つ時は、腕の力がメインじゃなく、腰の回転を使っての重移動が大事です、強いパンチは『押す力』が必要なので、腕立て伏せや後背筋を鍛えると付きますよ。

「パンチの時に力が入っている」は主に上半身(特に肩や上腕)に力みがあるのでは?ここが力むと良いパンチは打てない。力を抜きましょう。
力を抜いてヘナヘナパンチになろうとも、正しいフォームで打てるなら力みがとれる点はクリアです。シャドーを鏡でチェック。頭で理屈はわかっているならあとは実際の自分の努力次第です。オススメとしてサンドバッグトレーニングはパンチ技術向上には大変有効なので、指導されたフォームで正しく打つ。あとは反復することで自らコツを掴むのが一番かと。