剣道 「突き」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「剣道 「突き」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。

「突き」と一番フォームが近い「面」で比べて見ましょう。
面は、突進力(前進する力)が強い場合、しっかりと相手の面の ど真ん中をバックリ割っても身体は相手の左又は右側をすり抜けることが出来ますが
突きの場合、相手のノド(首)の ど真ん中を突き抜いた剣はそのまま前進を続けると鍔元まで刺さって最後は剣から手を離さなければならなくなります。
従って、突き技は、相手の首の骨に達したところで、入ったコースを逆方向に剣を引き抜かないと残心をとることが出来ません。
防具を竹刀で突いた場合、相手が軽ければ後ろに跳び重ければ竹刀が跳ね返されます、このどちらかが無いのは滑っている=芯を突けていないことになります。
なので、首の骨の深さまで突いたら竹刀を引き抜きノドに付けた正眼に構えましょう、これが突き技の残心のイメージです。
試合で大事なのは、審判が旗を上げ易い打突です。
特にローカルな大会などでは、突き技に不慣れな先生方も審判に立たれます。
「これから突き技を出しますよ!」と審判に察知されてから突く事が大切です。
要は、中段の構えから相手のノドに向けて竹刀をゆっくりと進めながら間をつめて左足の位置を確保したら一気に加速して突く、引き抜いて(跳ね返されて)残心です。
攻めから突きまでを一本の放物線(水平に発射されたボールが重力で加速されて高速で落下する時に描く軌跡を横に倒した形)に乗せる感じで行いましょう。
速さもそんなイメージを持って最速の突きを決めましょう。

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