剣道 「小手面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「剣道 「小手面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」のまとめです。

剣道の場合“連続技”とは呼ばれますが、普通は“連絡技”とも“連携技”とも余り言いません。
何故なら途切れがないのが“連続”だからです。
この“連続”の意味をしっかり把握して下さい。
この“連続”は“各点連続”が基礎です。
ご質問の場合、小手の一点と面の一点です。
それが出来るようになると“一様連続”と言ってあたかも小手と面を同時に打つような早さにもなり得ます。
兎にも角にも“連続技”は足の捌きと共にある事が前提です。
ですから小手も面もどちらも“気剣体の一致”こそが前提になります。
その場合の足捌きの基本は勿論あるのですが、実際のところ試合などでは袴で隠れて足は見えません(本当は隠して見せません)。
基本の足捌きは基本としてキチンと学んで下さい。
それが出来るようになったらいくらでも応用変化はできます。
例えば現代剣道の基本の足捌きは4つ(8つとも…)あります。
足捌きを複合させて、最初の小手は体を残さぬように、と言うより、むしろ面への打突への勢いの“溜め”も合わせて“つくる”ように、両足同時で「ドン」と踏み込み、その反動を利して面を打ちます。
どちらかと言うと軽く感じられる「ドンドン」や「トットン」の拍子ではなくなり、小手から剣先を重く使い「ドンットッ」になります。そして残心を即取ります。
これが「一様連続」の一例です。

小手面は、小手も面も各々が完全な技でなければなりません。
すなわち、足の踏み込みも小手と面、各々で必要とされる訳です。
コツは、腕のバネを使うことです。
構えた姿勢から踏み込んで小手を打つ。
打った時、両腕は伸びていること。
そして構えを元に戻しつつ、剣先が正中に戻った瞬間、また踏み込んで面を打つ。間合いが狭ければ、小さく踏み込む。打った時、両腕は伸びていること。
あとは手だけの打ちにならず、常に足から腰から動かすイメージです。