剣道 「面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 9

「剣道 「面打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 9」のまとめです。

剣道に近道や裏技はありませんが、効果的な練習法として
考えられるのは素振りと筋トレでしょうね。

普段は重い竹刀を使っておき、ここぞと言う場面(試合や大会等)は本番用の規定ギリギリの軽い竹刀を使うのはよくやってました。
素振り用の重い木刀を30本程度振った後に、軽めの竹刀を自分の出来る限りMAXスピードで大きく早く一息で振りまくる。これを何セットか繰り返すとか。

筋トレで特に重要なのは腕立てでしょう。
さし面はとくに竹刀を振る動きではなく、前に押出す動きなので。
瞬間的に体を伸ばす、前に出すスピードを上げる事に重点を置けば、手首のスナップ、足を前に出す筋力、状態を支える背筋なんかも重要になってきます。
まあ、言ってしまえば全身満遍なくなんですが。

剣道初心者であれば、なかなか速い面打ちはできないと思います。
速い面打ちを習得するには、素振りが一番だと思います。
初めは基本に忠実にゆっくりと大きく振って行きだんだんと小さく速く振るように心がけていくと、まっすぐとした速い面打ちができると思います。

早い面打ちは慣れるまで十分な稽古が必要です。

ただ、その中でも特に意識すべきなのは、あわてて手だけで打ってしまわないようにすることです。

相手が打ってこようとするのを見て驚くと、竹刀をもった手だけを前に出して、猫パンチみたいに腰が引けた打ちになりがちです。

左腰を押し出すように動き出し、手を振り上げるよりも先に右足を進めて、そのまま一気に鋭く面を打ちます。

繰り返しになりますが、手からではなく腰(足)から動き出すよう意識すれば、打ちが鋭く早くなるはずです。