剣道 「片手突き」の技・テクニックのコツ・ポイント 1

「剣道 「片手突き」の技・テクニックのコツ・ポイント 1」まとめです。

片手突きは、当然諸手よりも、伸びますが、その反面、威力が落ちます。
ですので、届く間合いで打っても旗は上がりにくいので、文を読む限りの印象ですが、間合はもう少し前が良いと思います。
相手の右足が上がれは、一本と見てくれでしょうが、最低でも首はひねらせないと当てただけになってしまいます。
下がった時もありですが、下がったと思って引き出されたら、同じように返されます。
黙って返し技を狙っているなと感じた時は、良いと思います。

竹刀剣道における、突技の大原則は「出てくる相手には、突きは滑ってしまう」ということです。
竹刀の剣先や、突き垂の形状を考えると、綺麗に真っ芯で捉えないと出てくる相手には決まりません。

つまり、出てくる相手に対する突きの成功率は低くなります。
それに対して、相中段などから竹刀を張る、叩くなどして攻めると半歩~1歩退きながら、剣先を抑える様に下げて遠間で様子を見ようとする癖のある方がいます。

この状態は完全に“居つき“に陥っていますので、相手が間を切って下がろうとする刹那に片手突きを繰り出せば「技」にかかり殊更に力を入れなくても、相手は下がり際を突かれて「たたら」を踏む様に崩れることでしょう。

剣道は相手があることですから、日々様々な技術をいつどんな場合でも正確に繰り出せる様に体に覚え込ませ、相手の癖を見抜いて、相手に合わせて適時繰り出すことで、1本となるものと思います。