剣道 「巻き技」の技・テクニックのコツ・ポイント 10

「剣道 「巻き技」の技・テクニックのコツ・ポイント 10」のまとめです。

中心を攻めながら手首を柔らかくしてやってみてください。

杖道をやればその理合いはよく分かりますが、要するに竹刀と竹刀をぱちぱち叩かずに、べっとり粘着させて、つまり竹刀と竹刀がくっついたら離さず、スキを見て相手の正中線を攻めるように巻いて自分の竹刀を一周させ、相手の竹刀を手首で上に跳ね上げる技です。

名は忘れましたが、昔この技を極めた剣士がいまして、百発百中で極まり、とうとう試合では使用禁止になったという話しもあります。今では誰も教えないですね。というより知らないですね。

明治時代に中山博道という名剣士がいました。剣道・居合道・杖道の3つの範士でしたが、彼のことばの中に「杖をやって初めて剣というものが分かりました。」というのがあります。

あの技をやるには手首の力をつけるためのトレーニングが必要です。そしてしなやかな竹刀さばきと相手の気の緩んでいる瞬間を見極める目も必要です。こればかりは実際に稽古で体得するしかありません。
しかし、なかなか決まらない技です。