剣道 「抜き胴」の技・テクニックのコツ・ポイント 7

「剣道 「抜き胴」の技・テクニックのコツ・ポイント 7」のまとめです。

●抜き技のコツは、回り込まないということだとおもいます。
△振り上げて、打ち下ろすの時、胴を当てようと竹刀を回しすぎると、遅れます。相手の右肩を削るつもりで斜めに鋭く振り下ろすと良いと思います。

△足裁きも、変に抜こうとして、回り込みすぎると抜けません。竹刀を振り上げたときに右斜め前に右足を出して、胴を打ち下ろすとき左足をひきつけます。抜き技は、相手の飛び込み技が勢いがあるときにそのまま抜き去るので、足捌きが悪いと、相手とぶつかります。

稽古では、まずはゆっくり、打ってもらって、ゆっくりすり足で稽古したら良いと思います。早くごまかして打ったとしても、身になりませんので焦らずしっかり稽古頑張ってください。

私は胴の打突部位を打った瞬間に片手を離して残心しています。
しかし、打つ瞬間は片手ではなく両手で打突します。
そうでなければ、うまく力が入らず、竹刀もコントロールできないからです。
普段構えているときは、当たり前ですが柄の右手と左手の間はこぶし一つ分くらい開いています。
ですが、抜くときは、左手を右手の下までつけて打ちます。
そのあとに左手を離して残心します。それと、私の指導者は「胴は切り返しの左右面の延長線上にある」とよく言っていました。
中学生の時は、審判の先生方の意向で片手で残心した場合は一本にしないことが、私の住んでいる地域ではありました。ですが、その後の県大会や、高校の大会では、片手で残心しても一本になります。
もちろん気剣体の一致があってこその話ですが。
私自身も片手の残心で一本になったことはあります。

胴を抜くときのポイントは「斜めに切り落とす」ってことかなと思います。

真横に打つと胴の腹にあたりますよね普通。
竹刀の中結から先の部分で脇のところを狙って左斜め上から右斜め下に向かって切り落とす。
これを素早くできるようになれば普通にぬけることができる と高校時代の先生からは教わりました。

あとやっぱり手首のしなやかさかな。
(何気にこれが一番大事だとおもいますが(笑)
文面で伝えるのは難しいんですが本を閉じたり開いたりするような動作を素早くできるようになれば上に書いたこともできるようになると思います。