剣道 「小手打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 10

「剣道 「小手打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 10」のまとめです。

まずは間合いを考えてみましょう。
構えているとき相手の竹刀の中結いと自分の竹刀の中結いの位置はどうなってますか?
中結いが重なる位の位置で竹刀を構えていませんか?
その上に剣先が高くありませんか?
私的な意見ですが、ほんの少しだけお互いの竹刀の先革を越えた段階からが勝負の位置ではないかと思います。
また、剣先はほんの気持ち程度下がいいと思います。それから、面や胴みたいに前へ出るのではなく、ほとんど自分の構えている立ち位置で、相手が出てくるストロークを使って小さく手首を使って打つ様にしてみてください。
しかし、打つだけではなくきちんと残身も心がけてください。

次はタイミングの方ですが、相手の打突のタイミングに合わせていませんか?
相手の打ってくるタイミングに合わせて打とうとすると、なかなか当たりません。
当てるには自分から打って出るくらいの気持ちが必要かと思います。
なかなか難しい事ですが、相手が打ってくる間合いをつかむ事。打つときは絶対に相手の目から目線をそらさずに、目を見たまま剣先を相手の竹刀の柄へ向けて小手を打つ事です。体をさばいて打つのもいいと思います。

何回も練習して試合で経験していけば、試合のときに、体が勝手に出小手を打ってたなんて事も経験出来ると思います。
また、手首の使い方も非常に大切ですので、感覚を掴んで下さい。

小手は基本、賭けです。

と言っても、全く根拠もなく小手を打つのではありません。

小手は普通相手が面を打つために振りかぶるときに打つ、つまり出小手です。

そして、さすがに相手が面を打ってくるのがわからずに反射的に打つのは難しいです。

試合の流れや相手の気持ち・雰囲気などから面を打ってくるかどうかを見定めます。

これは一朝一夕でできるものではないので、経験が必要ですが。

そして こりゃ面来そうだな… と感じたとき、相手が動き出したところで小手を打ちます。

さらに、そのときに小手を打つポイントを自分で決めておきます。

ここらへん

と。

だから、賭けです。

ただ、そこで小手が外れてもたいがい小手を打とうとしているときに当たるかどうかがわかるので、そっから緊急回避すれば大丈夫です。

小手は、打つときに左手を引いてしまうと、当たんないですよ。
左手は押し出す。