剣道 「小手打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 7

「剣道 「小手打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 7」のまとめです。

まず小手打ちの基本ですが、面打ちと同じです。
右手の力を抜いて左手で真っ直ぐ振り下ろしてみてください。

それと出小手で大事なのは、相手の打ちを待つのではなく、起りを狙うと言いますが、相手が面を打とうとする前に小手を打ってください。
鍔に当たるのは、多分打ちが遅くて体勢がのけぞってると思われます。

まず、基本の小手打ちをしっかりして、有効打突部位に当たるようになって、次に相手に面を打ってもらうのではなく手元を少し上げてもらって小手を打ち、最後に面を打ってもらうように段階的に出小手の練習をしてみてください。

小手が決まりやすいのは、相手の手元を上げさせることです。
手元が上がれば小手も打ちやすいでしょう。そうするには、あなたの強い攻めが必要ですよ!
相手にあなたの攻めが通用すればきっと綺麗に小手が決まるでしょう!

一足一刀の構えの時、小手はどうやってうってます?
小手って相手の竹刀に対して3cm上げて3cmまたげば打てますよ。
つまり、ちょこっと左側に竹刀をやれば当たります。

ただ、それを意識しすぎて、不用意に剣先を上げてしまったり、無理して打とうとするため自分の竹刀が左に反(そ)れすぎたりし当たらないだけです。

で、問題の出小手ですが、彼方は相手の打つところや打ってくるところをピンポイントでしか見ていないと思います。
まずは、相手の全体を見て、全体の動きを感じ取ることが大切だと思います。
そして、自分がどのくらいの動きで当てられるか考え、体の筋肉を調整して打ちに転じます。

基本稽古から”ただ打つ”だけの練習では身に付けられません。
基本稽古でも、自分で狙って”意図した”打ちが、上達への道です。