剣道 「小手打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 2

「剣道 「小手打ち」の技・テクニックのコツ・ポイント 2」のまとめです。

まず、小手というのは1本打ちと2段打ちの2つが基本的です。

1本打ちというのは、主に出小手や小手体当たり、小手打ちのあと抜ける場合です。
コレらの打ちは相手の手元が上がったときなどに一発で仕留めるある意味次のない打ちです。

これも1本決めれば器用なものですよ。

2段打ちの際は、基本的に小手を当てる必要もあれば当てなくてもイイでしょう。
確かに小手を正確に打つコトで打たれた側にとっては何かしらの反応を示します。
例えば面を防ぐために手元を上げたり打ちに来たりします。
そのときに1本打ちの動きでは次に動きません。
基本的に小手面の時の小手は小手を打ったときの締めによる跳ね上がりを利用して
面へと跳びます。
小手を打った瞬間に右手で持ち上げて面を打つのは遅いですし、面が右手で打つような形になってしまいます。
なのでまっすぐ左手で手首をやわらかく、そして小手を打ったときに締めによる跳ね返りを利用して
すかさず面に打っていく!

小手面の時の小手は実際小手に当たらずとも鍔元に当てさえして
相手の中心を外すというのでもオッケイです。

小手を打った次の瞬間が問題でしょう、修行が足りないとドウシテモ体が力み次の打突に瞬時に移れません、手の内や腕の瞬間的な柔らかさや、足の裁き方向、気持ちが切れて隙が生まれていたり、体力的な問題もあるでしょう。

高段者に向かう時はどうしても上記の条件が伴わず相手の隙が見えないので打ち切って終わりになりやすいようです、
子供を相手であれば、連続的に体が動くのは、上記の条件が整っているからです。

練習方法ですが、確実に一本が取れた場合を除き、間が切れるまで連続技を出す訓練をすることです、ただし、4段以上の場合は打ちの強さも充分なものでなくてはいけませんね。

まあ 体と心を柔らかくし隙を見つけるのが剣道の永遠のテーマです。

小手打ちを上手くしたいなら、完璧な面打ちを覚えて下さい。
面打ちが完璧なら、自ずと小手も胴も上手くなります。