伝統空手 「対カウンター」の技・テクニックのコツ・ポイント 4

「伝統空手 「対カウンター」の技・テクニックのコツ・ポイント 4」のまとめです。

移動するときに頭の高さを変えないことです。

1つ目ですが、
カウンターのカウンターを取るという方法です。
刻み突きを出すと相手がカウンターを取りに来ますが、自分の出す刻みを捨て拳にして、同時に逆突きを出しておきます。
両手をほぼ同時に出す感じです(若干刻みを先に)。
2つ目ですが、カウンターを狙っている相手がもし、前の手での刻みでカウンターを取る選手なら、この手を払ったり、押さえたりしながら、同時にもう一方の手で突きます。
この2つ、私自身が自分より速い相手に対し、何度か決めたことがあるやり方です。
ただし、通じるのは一試合で一回だけで、ニ回目は通じません。
やはり自分より速い選手に勝つことはたやすくはないということですね。

相手のカウンターを食らう前に、入れるか、
カウンターを出させて、その後捌くか、

前者は難しいでしょう。相手もバカじゃない。
こちらが何もしなければ、向こうも何もしない・・こちらもカウンターを狙う・・・先に動いた方が負け・・剣豪小説です・・これもありかと。

後者は
こちらがゆっくり自分のペースで動く・・・相手はこちらの高速動作を予定してます。あえてゆっくり動くことでタイミングを狂わせる。当然相手の攻撃を予測しながら。ポイントは出だしです。予備動作無しでゆっくり動けば、相手は誘い出されます。予備動作ありのみえみえ高速はエジキになります。言葉の限界です。

相手のレベルにより、
こちらが手を出すだけで反応する奴は、やりやすいでしょう。
体のパーツを動かすだけでは反応しない奴がいる・・こいつは強い・・こいつは呼吸を読んでいる

結局は試行錯誤で自得すること・・これにつきます。問題意識を持った組手稽古です。

体勢を崩すしかないでしょうね。ギリギリ外の間合いでじらして相手がカウンターの突きを出したのをさばいてポイントするか、足払いなど崩し技から持っていくかだと思います。「後の先」という言葉を知っていますよね。「先の先」は相手の発動より早く攻め込む、「後の先」は相手が打ってきた技に対してそれより早く打ち込む、いわゆるカウンターです。カウンター狙われて相手よりも突きが遅いなら、相手のカウンターをカウンターで制する(後の先の先)ことも考えましょう。間合いの取り方なども含めて仕掛けを作っておけば相手が罠にかかってくれることもありますので。

あと、力技ですが、カウンター打たないくらい目いっぱい蹴り込んで相手の手をふさぎ、そのまま追い突きで上段決めるって手もあります。